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優れた名前

by 唐草 [2023/07/04]



 今回のゲーム開発は、自分のための勉強という意味合いが強い。ざっくり言えば、Unityを理解することを目標としている。
 大きな目標を掲げているが、「Unityを理解する」なんて抽象的な目標では何も得られないし、どんな方向に進むべきかも見えてこない。このように崇高でも具体性皆無の目標を掲げるのは、教本を買い揃えただけで勉強した気になるのと同じぐらい空虚なことだ。
 ぼくのような凡人が、何かを学ぶのであればより具体的な目標を立てて実践の場で泥臭く試行錯誤していく他に道はない。というわけで、具体的な実践の場としてフリーゲームを作っている。
 ゲームの基本骨格ができたので、「思いついたことはなんでもやってみよう」という段階にようやく辿り着いた。
 できるか否かを基準に取り組むべきことを判断していたらできることにしか着手せず、いつまで経っても成長しない。だが、「思いついたことはなんでもやってみよう」という発想であれば、ぼくを止めるものはない。思いついたらどんどんチャレンジできる。そして、クリアできた暁には成長が待っている。
 今は毒や混乱といった状態異常を追加している。良い効果と悪い効果を合わせて14種類追加した。でも、状態異常だけを用意しても意味はない。その効果を発動させるきっかけが必要だ。
 という訳で、状態異常を発動させるアイテムと罠を制作している。効果の大小や発動条件の違いなどを合わせて、アイテムも罠もそれぞれ20種類を超えている。
 強力すぎたり、無駄すぎたら削ることになるだろうが、それは想像だけでは分からない。実際に試して初めて理解できる。だから、削除の可能性に臆せず追加あるのみ。
 とはいえ、増えすぎた印象が否めない。
 アイテムの種類が多すぎて自分でも何を作ったか把握できなくなってきた。識別するには、「ちからアップ薬」のようなストレートで面白みのない名前を付けないとやっていられない。
 できることなら小林製薬の商品名のような効果がすぐに分かるダジャレっぽい名前を付けたい。だが、いざ考えるとこれが難しい。変なところで小林製薬の凄さを理解する。そんな開発現場。