カレンダー

2022/02
  
     
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

高速化完了

by 唐草 [2022/02/15]



 脱NTT計画は、すこぶる順調に進んでいる。正直、拍子抜けするほどだ。
 ネットが繋がらなくなることは、ぼくにとってライフラインの断線と同じ。だから、災害を想定して水やガスを備蓄するのと同じような感覚でネットが繋がらなくなる可能性に備えていた。幸運にもその成果をひとつも発揮することなく終わった。
 申込みから10日ぐらい経った昨日、一通のメールが届いた。そこには、事務的な定型文で「回線の移管と設定終了が終わった」と書かれていた。たったそれだけだった。
 申込時には工事が必要になると書かれていたので、少なくとも20年近く使っている回線終端装置の交換があるだろうと考えていた。いつ業者が訪ねてきてもいいように部屋の片付けまでしていた。
 ところが、メールには訪問工事は必要なく、NTT舎屋内工事のみで完了したと書かれていた。
 本当に何事もなくすべてが終わってたらしい。あまりにもあっけない結果なので回線が高速になったことが全く信じられなかった。疑いを払拭するために有線接続のPCで回線速度を計測してみた。
 簡易測定で500Mbpsを記録した。
 数字を見てもぼくの疑いの気持ちは晴れないが、この数字に偽りはないはず。最高速の1Gbpsの半分程度しか出ていないが、それでも今までの5倍以上速くなっている。にわかには信じがたいが、本当に回線は切り替わっているようだ。
 待ちに待った1Gbpsが実現、それも工事も追加費用もなしに実現したのだから、ガッツポーズでもして喜ぶべきところかもしれない。ぼくの目に届く範囲では何も変わっていないので、どうしても狐につままれたような気分のほうが勝ってしまう。いっそのこと工事が入ったほうがスッキリしていたかもしれない。
 腑に落ちないことは、もう1つある。回線速度が家にある回線終端装置ではなくNTTの方で決まっているということ。そういう契約だったんだし考えれば当然なんだけれど受け入れがたい事実だ。だって、1Gbps出せる回線が家まで来ているのに、この20年間蛇口を絞られていたようなものだったことが発覚したんだから。