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ゼロエミッション・サーバ

by 唐草 [2022/02/13]



 ひょっとしてラズパイって太陽電池を使えばコンセントなしで動くのではないか?これができれば、地球とぼくの財布に究極に優しいゼロエミッションサーバの誕生だ。
 このアイディアはアホな妄想なのか、はたまた地球を救う一歩となるか考えてみよう。
 ラズパイ4Bモデルの消費電力は15W(3.0A/5V)。これは小さな太陽電池数枚で軽々と賄える。だが、太陽電池だけだと夜間に動かせない。なんらかのバッテリーと組み合わせる必要がある。10W(2.0A/5V)の普通のUSBよりも電力が必要なので、スマホ用モバイルバッテリーだと心もとない。
 世の中には、様々なバッテリーがある。容量の大きなものを選べば24時間無給電でフル稼働させられそうにも思える。
 例えば自動車のバッテリー。12Vと大出力なのでパワーは申し分ない。直流なので太陽電池から直接充電できるし、簡単に実現できそうな気もする。でも、自室に硫酸の入った自動車用鉛蓄電池なんて絶対置きたく。危険すぎる。
 だったら無停電装置を太陽電池から充電するのはどうだろうか?悪くないアイディアに思えたが、市販の無停電装置は交流100V電源からの充電にしか対応していなかった。太陽電池で充電するためには、かなりの量のパネルが必要になってしまう。ロスが大きく実現する価値はない。
 太陽電池で充電できるバッテリーを調べていたらアウトドア用屋外電池が見つかった。アウトドアとは正反対なインドアな毎日を送っているのでこんな製品があることなんて全然知らなかった。今のニーズを反映したバッテリーなので始めからUSBがついていた。いたれりつくせりだ。もうこれで十分だ。
 ぼくが思いつく程度のことなんて、すでに誰かが商売のネタにしているんだな。まさに下手な考え休むに似たりと言ったところ。
 ラズパイを動かすだけなら最小モデルで十分そう。お値段は¥32,000ぐらい。自作するよりはずっと高いが、安全性と確実性を買うと思えば妥当な価格にも思える。
 ゼロエミッションサーバ始めてみるか。うまくいかなかったら3kgのモバイルバッテリーとして使えばいいし。