カレンダー

2022/02
  
     
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

電波混雑

by 唐草 [2022/02/14]



 Wi-Fiの調子が悪い。つながらないわけでも、不規則に接続が切れるわけでもない。電波も強い。一見、問題は無いのだが応答性が悪い。
 いくつか確認したところWi-Fi接続だけに問題が見つかった。とは言え、この結果を鵜呑みにはできない。電波は生き物のように刻一刻とその姿を変えていく。本当の原因は別にあるにも関わらず、テスト時に偶然電波状況が悪化しただけかもしれない。
 それでも電波に問題がある可能性は否定できない。偽陽性だとしても電波の確認から始めるのが得策に思えた。
 見えない電波を調べるのは難しい。本格的な電波実験装置なんて持っていないので、頼りにできるのはスマホのWi-Fiチェックアプリだけ。
 アプリを使って驚いた。我が家周辺には合計20回線ぐらいのWi-Fi電波が飛んでいた。接続できるほど強いのはその半分ぐらいとは言え、こんなにも多くのWi-Fi電波が飛び交っているとは想像もしていなかった。今は、一家に1Wi-Fiというのが普通なのだろう。
 電波を詳しく見るといろいろなことが分かる。2.4GHzもあるし5GHzもある。アクセスポイント名から類推するに複数の電波を利用している家もある。また、アクセスポイント名が"Aterm"などで始まるものばかりで、多くが初期設定のまま使っているのも分かる。我が家のように独自の名前を付けている回線は見当たらなかった。
 これだけの電波が飛び交っていれば、チャンネル重複は避けられない。運の悪いことに我が家の電波は、かなり近いアクセスポイントと同じチャンネルになっていた。確かにそのWi-Fi名はいつも接続候補にあがっている。強さから言っても隣家だろう。
 このチャンネル重複がWi-Fi不調の原因かもしれない。ぼくと同様に隣人も謎の不調に首を傾げていても不思議はない。
 「我が家のほうが昔からこのチャンネルを使っているんだ。チャンネルを譲れ!」と怒鳴り込んでも、アクセスポイント名を初期値のまま使う人に話は通じないだろう。
 ぼくが空きチャンネルに移動するほうがずっと早い。と言うわけで、2.4GHzのチャンネルを3chへお引越し。