by 唐草 [2022/02/08]
高速通信である2.5Gbps対応のスイッチングハブを買おうと決意したその日に、某ネットワーク機器メーカーから新製品が発表された。従来の5ポートモデルの上位機種として8ポートモデルを発売するという願ってもいない最高の知らせだった。
タイミングの良さと、製品仕様があまりにも好都合だったので、まるでぼくに向けてプレスリリースを出してくれたかのようにさえ感じられた。
この手の製品は、需要が少ないので発表と同時に店頭に並ぶわけではない。昨今の半導体不足影響で供給量も少ないのだろう。発表以来、首を長くして毎日Amazonをチェックしていたけれど、一向に掲載されぬままだった。
実店舗や自社通販だけに限ってAmazonでの取り扱いは無いのだろうか?そんな不安さえ過り始めた。だが、これは悲観的でせっかちなぼくが陥った杞憂だった。
さっき見たら、しれっと販売が始まっていた。新商品として大々的に掲載されるのではなくて、5ポートモデルのページにオプションとして8ポートモデルが掲載されているだけ。その小さな扱いは、まるでカラーバリエーションを選ぶときのよう。せっかくの待望の品なのに随分地味な扱いだ。
むしろこういう小さな扱いのほうが、気づく人が減って好都合か?まだ在庫もあるようだし、早速購入だ。
と思ったのだけれども、値段を見て手が止まった。高いのは織り込み済みだったが、想像よりだいぶ高かった。
5ポートモデルが¥9,000なのに対して、8ポートモデルは¥22,000ぐらい。ネットワーク機器は単純にポート数に比例して値段が決まるわけではないことは分かっている。それでも5ポートを2台買うよりは安くつくだろうと予想していた。
ところが蓋を開けてみれば、ぼくの自分にとって都合の良い期待は大ハズレ。在庫があるのは値段のせいだろうか?
この値段だったら、冗談抜きで5ポートモデルを2台買ったほうが良いかもしれないな。新製品にワクワクしていたので、この計画変更は思いの外心へのダメージがでかい。