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更に消せ

by 唐草 [2023/08/17]



 昨日は仕事用メールの整理をしていた。途中で「ここまでする必要があるのか」と感じる瞬間もあった。しかし、中途半端なところで整理を止めるとどこまでやったのか分からなくなる。だから最後までやり切るんだと自分を励ましながら淡々とメールを消していた。
 ところが、消していくうちにいつしか地味な作業は快感へと変わった。それはしばらく走るとアドレナリンの分泌で苦痛が苦痛でなくなるのに似た感覚。1通メールを消すごとに、しがらみが消えて自分の体と心が軽くなるようだった。地味だが癖になる。
 気がついたら今日もメールの整理を始めていた。
 今日のターゲットは2つのGmail。本名とカラクサ名義のアドレスがある。どちらも5,000通以上のメールが溜まっている。本名の方は8割読んでいるが、カラクサの方は8割未読という酷い有様。
 だが、それは掃除しがいがあるとも言える。メール削除ジャンキーになったぼくには輝いて見える。
 仕事用アドレスよりも整理はずっと簡単だった。ほとんどが広告やアカウント認証関連の自動生成メールだからだ。そこにGmailの優秀な検索機能が加われば、まさに鬼に金棒。数百通単位でガンガン消していける。
 昨日の1通ごと確認しながらチマチマ消していたのが家内制手工業なら、今日の削除は機械化された工場での作業といったところ。速度も精度も量も段違いだ。最高にキモチイイ。
 作業の過程で10年分ぐらいのメールを振り返ることになったが、いくつかの不具合も見つかった。なぜか新着ラベルが消えていないメールがあり、5年前の既読メールが未だに新着扱いになっていた。その他にもある日を境にすべてのメールに重要フラグが設定されていることにも気づいた。
 そんなエラーを直しつつ、新たなフィルターとラベルを駆使してメールを整理していった。
 本名名義の方は1,400通程度削除できた。カラクサ名義の方は約3,800通もの削除に成功。
 最高にスッキリした。
 地味な作業に明け暮れるお盆休みかと思えたが、達成感に満ちた時間を過ごせている。完全に脳内麻薬ジャンキー。