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今、メールが熱い

by 唐草 [2023/08/14]



 太腿の上のMacbookが異様に熱い。気温のせいだけではない。Macの内側から異常な高温が放たれている。冷房の部屋でこれだけ熱いんだから、ただならぬことが起きている。
 昨年、暑い部屋でMacbookを使っていたら温度警告が表示された。以来、ファンレス放熱に限界を感じており、熱に注意していた。だから今回、警告が出る前にことを起こすことにした。
 太腿の上で使うのはやめて、机の上のアルミ製の台へ移動させた。そしてダメ押しでヒートシンクをキーボードの上に並べた。それでも冷める気配はない。
 なんでこんなに熱いのだろう?前の警告のときは大量のコンパイルでCPUを酷使していた。でも、今はメールを確認しているだけ。高負荷な処理はないはず。
 そこで、プロセスモニターから負荷の原因を探してみた。
 すると1つのアプリが、処理能力のすべてを使い尽くす勢いで動作していた。CPU使用率が100%を超えがずっと続いている。
 正体はMail.app。macOS標準搭載のメールアプリだ。
 なぜメールアプリがPCを溶かすほどにCPUを酷使するのだろう?
 改めてメールアプリを見ると約1万通のメールを新規受信を繰り返していた。新規受信と表示されているが、メールボックスに変化はない。1万通と言えば、仕事アカウントの全メールと同じ数。おそらくすべてのメールを再受信して、検索インデックスを再構築しているのだろう。
 こんなことになったのは、半年ぐらい別のメールアプリに浮気していたのが原因だろう。macOSのメールアプリは素晴らしいが、あくまでMac限定。Windowsで作業することも多いのでメール送受信の一貫性を保つために別アプリを使っていた。でも、やっぱり使いにくいのでメールアプリに戻ってきた。それが今日のこと。
 そこでメールアプリは、半年間に届いた数百通のメールを受信するついでにメールボックスの再構築を始めたようだ。2つのアカウントで1万5千通を超えるメールがある。数時間にわたってフルパーの処理が続いても不思議はない量だ。
 放つ熱さは、まるでメールアプリの嫉妬の炎。