by 唐草 [2022/11/19]
先日、自室の大掛かりな模様替えをして以来、ちょっと困ったことが起きている。ベッドで寝ようとすると何かの駆動音が聞こえるようになってしまった。
ぼくの部屋には仕事用のPCが数台転がっているし、その隙間にPS4も置かれている。ネットワーク機器やモニターといった周辺機器も多くある。起きている間は、冷却ファンやハードディスクが回る音、電源のコイル鳴きといった小さな騒音に溢れている。
でも、それはぼくが起きて活動している間だけ。寝るときにはほとんどのPCをシャットダウンさせている。スリープはファンもディスクも搭載していない静音PCだけ。なので、理屈上寝ている間は何かが回っているような音は起きないはず。
でも、ベッドに入って、明かりを消して、さあ寝ようと目を閉じると、何かが回っているようなウーンというかすかな音が聞こえる。
部屋で勝手に起動して音を立てる可能性があるのは、自動更新にしているPS4だけ。PS4が自動起動したときはLEDが光るのですぐに分かる。でも、光は見えない。
寝る時に音が気になってしまうのは、呪いのようなもの。実際以上に大きく聞こえているように錯覚してしまう。そして安眠が遠のいていく。
連日聞こえてくる音に業を煮やしたので、夜中にすべての機器を確認した。ところが、どの機器も停止していた。LEDの小さな光すら放たれていなかった。
発生源を探して立ったり座ったりしているときに気になったことがある。机下を確認しているときのほうが、ノイズが大きく聞こえたのだ。ということは、音は下の方から来ているのかもしれない。
そこで、夜の冷えた床に耳をあててみた。
今度こそ駆動音がはっきりと聞こえてきた。その正体は、下階にある浴室の換気扇だった。試しに換気扇を止めたらノイズは完全に消えた。
浴室換気扇は設置以来、7年ぐらいずっと回り続けている。それなのに音が気になりだしたのは、数週間前の模様替え以降。ということは、模様替えのせいで何かが共振するようになってしまったのだろうか?
インテリアの思わぬ落とし穴にハマってしまったのかもしれない。