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やはり煙突か?

by 唐草 [2023/06/15]



 いよいよ暑い季節がやってくる。ぼくは冬より夏のほうがずっと好きなので、夏の到来を楽しみにしている。だが、残念ながら手放しで夏の到来を喜ぶことはできない。
 人間のぼくにとっては良い季節でも、PCにとっては熱が問題になる厄介な季節だからだ。
 現在、ぼくはゲーム開発のために3D処理能力の高いデスクトップPCを使っている。2世代前とは言え、パワフルなグラフィックカードを搭載したいわゆるゲーミングPCである。
 開発中は何のストレスもなく何度でも気軽にビルドできるし、買ったゲームで遊ぶときは高設定で美しい映像を楽しめる。2世代前とは言え性能は十分。
 しかし、これからやってくる暑い季節を前に少し不安を覚えている。
 高性能の代償として排熱がかなり熱い。ゲーム開発中に3Dのプレビューを表示すると部屋が暑くなるのを肌で感じられる。そんな時にシステムモニタを見るとCPUが65℃、GPUが50℃ぐらいになっている。その熱がフル回転するファンによって部屋に撒き散らされるのだから暑くなるのも当然。夏場に小さなファンヒーターを稼働させているようなもの。
 この爆熱の開発PCは、作業机の下に床置きしている。つまり、排熱はぼくの足元に襲いかかってくる。机と壁の間に5cmぐらいの隙間を設けて熱を上に逃がすようにはしているけれど、自然の摂理に任せた空気の対流では放熱が追いついていない。
 古来から頭寒足熱は健康に良いと言われているが限度がある。今のぼくの部屋は、6月なのにコタツに入ってるような状況だ。このまま気温が上がれば、PCが壊れる前にぼくが自室に居ながら熱中症になりかねない。
 早めに冷房を稼働させる必要がありそうだ。しかし、熱源であるPCを冷やすために冷房を稼働させるのは、なんだか本末転倒にも思われる。取り組むべきは、熱源をぼくの体から離すことではないだろうか?
 長い映像ケーブルを導入してPC本体を部屋の外に置く。もしくは、排気口にダクトを付けて煙突のように屋外へと排気する。こういう根本的でアナログな対処が必要なのだろう。