by 唐草 [2020/11/08]
20年近くAdobeのソフトを使い続けている。AdobeのソフトはPhotoshopもIllustratorもどれも優秀。長年使い続けてきているので、どんなツールがどこにあるかを自分の手足のように熟知している。その存在は昔なじみの相棒のよう。Adobeのソフト無しで仕事を進められる気はしない。
このようにぼくはAdobeのソフトのことを無二の相棒だと考えているが、これは一方的な片思いに過ぎない。Adobeからすればぼくはケチな腐れ縁でしか無いだろう。
仕事でAdobeのソフトを使いまくっているが、Adobeにお金を払ったのはかれこれ10年ぐらい前が最後になる。Adobeが高額なパッケージ販売から月額制のサブスクに舵を切って以来、一度もお金を払っていない。
もちろん不正をしてサブスク料金をちょろまかしている訳ではない。昔買った古いバージョンを今も大切に使い続けているだけのこと。だから、ぼくのMacには未だに5世代ぐらい前のCS5がインストールされている。
未来永劫CS5を使い続けていきたいのだが、その願いは叶いそうにない。すでに新しいmacOSでは古いCS5は動かない。そのせいで、ぼくはmacOSのバージョンアップも拒み続けている。もし、今使っているMacが壊れたらCS5を使う術はなくなってしまう。
もう古いバージョンで粘るのは無理なのかもしれない。Adobeに対して素直に負けを認めて、毎月Adobe税を納めるときが来てしまったのかもしれない。
Adobe税は気軽に払うには高すぎる。PhotoshopとIllustratorは、それぞれ2,480円/月。両方契約したら4,960円/月になってしまう。これならいっそ全部入りの5,680円/月のプランに入ったほうが賢い。
とは言うものの、この出費は痛い。使わない月は、まったく使わないこともある。どう考えても元を取れると実感できるほど活用できそうにない。
だから、脱Adobeを考え始めている。AFFINITYという買い切りのソフトが第一候補。
人もソフトも、お金の切れ目が縁の切れ目になってしまうのだろうか?