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ユニクロパンツの不思議

by 唐草 [2020/08/05]



 服装に関してあまり強い関心がない。だから当然と言うか、残念と言うかは迷うところだけれども、持っているパンツ(ズボン)のすべてがユニクロだ。
 シャツなどのトップスに比べると男物のボトムスは見た目の変化が乏しい。ファッション大好き人間ならパンツのシルエットでブランドを当てることができるのかもしれないが、ぼくには無理な話。だからぼくが求めるのは見た目ではない。パンツとして最低限の機能を備えていて、ある程度の耐久性があるということだけ。まぁ、安ければそれに越したことはない。こんな考えだと必然的にユニクロにたどり着いてしまう。
 長年ユニクロでパンツを買ってきたが、買う度に不思議に思うことがある。
 コロナ禍の在宅勤務のせいでやや太ってしまったとは言え、パンツが入らなくなるほど太ってはいない。どうにかベルト1穴分ぐらいの変化に押し止められている。筋トレしても筋肉がつかないタイプの人間は、太りにくいというメリットもあるらしい。かれこれ20年ぐらいパンツのサイズが変わっていないのは、節制した生活のおかげではなく、生まれ持った体質に助けられているのだろう。
 だから、ぼくがユニクロでパンツを買うときはウエスト76cmの製品がベストなのである。試着をすると必ずこのサイズにたどり着く。
 だが、しばらく履いている内にきつくなったり、緩くなってしまうことが多い。春先に買ったチノパンは76cmなのにかなりきつい。座っているときは密かに前のボタンを外している。一方、先日購入したカーゴパンツは同じ76cmなのにユルユルだ。ポケットに財布やスマホを入れたらズボンがずり落ちてしまう。
 同じメーカーの同じサイズなのになんでこんなにもサイズが違うのだろう?
 流行の変化でパンツの形や身につけ方が少しずつ変化していることは分かっている。問題は試着時にベストだと感じたはずなのに、普段遣いを始めるとサイズが合わなくなってしまうことだ。
 コストカットのために使っている布の性質が安定していないのだろうか?だから、時期によって伸びたり縮んだりがまちまちなのだろうか?それともぼくが致命的に試着下手なのだろうか?謎だ。