KL system

セットアップがめんどくさい

by 唐草 [2023/04/26]

　先日書いたようにM2プロセッサ搭載の新しいMacbook Airを入手した。5年前のMacbookで事足りているぼくには十分すぎる性能のPCだ。ぼくがやりたいことでできないことはない。
　そんなハイスペックPCだが、その性能を発揮する機会にはまだ恵まれていない。机の片隅で布袋にくるまれたまま。ぼくは最新のMacを横目に、これまで使ってきた5年前のMacを使い続けている。
　なぜ、新しいPCへ移行しないのか？
　12インチだと思っていたのに13インチだったのでPCバッグに入らない。充電コネクタが磁石でくっつくMac専用Magsafeなので配線に難儀している。購入前によく確認しなかったせいで物理的に困っていることもあるが、それは些細な問題。充電に関してはUSB Type-Cでもできるので問題はない。
　移行できない最大の理由は、仕事をするための環境設定が面倒だから。いくら高性能なハードがあっても、必要なソフトが導入されていなければただの金属板でしかない。新しいMacは、ぼくにとってまだ金属板のまま。
　インストールすべきソフトは数多くある。半数以上は、アプリケーションフォルダにドラッグ＆ドロップするだけ。だが、そんなMacらしい簡単な方法ではインストールできないものもある。そういう面倒なものに限って欠かすことのできないものばかり。逆に言えば面倒を我慢してまでも使いたいと言える。
　味気ないターミナルを開いて、呪文のようなコマンドを打たなければならない。滅多に使わないコマンドなのでネットを見ながらの作業になる。検索して、コマンドを打って、設定ファイルを書き換えての連続。
　ハッキリ言ってPCオタクのぼくでも面倒だ。
　今までのMacを引き続き使えば、こんな面倒なことをなにひとつせずに済む。だから今日もいつものMacで作業をする。
　以前は新PCのセットアップにワクワクしたものだ。こうも冷めた態度になったのは歳をとったから？セットアップ経験が増えて特別感がなくなったから？コマンド操作が増えたから？他人のお金で買ったから？どれも正解だと思う。

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