by 唐草 [2018/05/18]
昨年末に、とあるスマホゲームで5,000位を獲得したという話を書いた。ログインボーナスでもらえる中堅カードのみで構成された弱小デッキでボロボロの戦いに明け暮れた結果の5,000位である。ぼくはこの結果に疑問を抱いていた。ランキング報酬は30,000位まで設定されていて、あたかも熱心に遊ぶアクティブユーザが30,000人ぐらいいるような雰囲気を演出していた。でも、無課金のぼくが5,000位なのだ。どう考えても5,000人ぐらいしか遊んでないのではないか?
ただ、昨年末のぼくは暇を持て余していたので、無課金にしては頑張った。それまでに貯めていたログインボーナスをフルに活かして、弱者には弱者なりの戦い方があると言うことを果敢に示していた。だから、本当の最下位だったわけではないだろう。弱小とは言え、積極的にレイドバトルに参加する熱心なユーザの末席に名を連ねていたのかもしれない。
いったい、このゲームには何人参加しているのだろうか?
疑問を抱いていたのだが、真実を探ろうとはしなかった。なにせ無料ガチャの渋さとキャンキャンうるさい声のヒロインに嫌気が差してここのところは何ヶ月も遊んでいなかったのだ。
でも、アンインストールしたわけではない。通知も有効にしたままだった。
先日から立て続けに通知が届いていた。読んでみたら、今週はレイドバトルが開催されているらしい。通知を見た瞬間は、「またやってんのか」という他人事のような感想しか抱かなかった。
ところが、しばらくしてあるアイディアが閃いた。
最低スコアで1度だけイベントをクリアすれば、確実に最下位になれるはずだ。そうすれば、イベントに参加するアクティブユーザの数を知ることができるはずだ。
問題は、どうやれば最低スコアを出せるかということだ。最も易しい難易度を時間制限ギリギリでクリアすればいいのだろうか?改めて考えて見ると、どのようにスコアが算出されているのかサッパリ分からなかった。
レイドバトルの制限時間は、難易度に関わらず2時間に設定されていた。流石に2時間も遊んでられないので、さくっと一番易しいモードをクリア。145点という普段の5%にも満たないスコアをたたき出した。これで準備は整った。たぶん最下位に近いスコアであることは間違いない。
イベントが終わった今日、ランキングを確認してみた。結果は、約23,000位だった。思っていたよりずっと低かった。つまり、想像していたより多くの人が遊んでいるという実体が明らかになったわけだ。それでも、ランキング報酬の下限である30,000位を大きく上回っている。30,000位以上報酬って、事実上の参加賞だった訳か。