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互換歯ブラシの秘密

by 唐草 [2024/02/27]



 電動歯ブラシ唯一の欠点は替えブラシ購入の難しさだ。
 純正の替えブラシはビックリするほど高い。ジェットウォッシュ対応とかブラシが回る機能がついているのなら替えブラシが1本1,000円しても納得できる。だが、ただブルブルと高速振動するだけの替えブラシも純正品だと1,000円近い。これはいくらなんでも高すぎる。消耗品ビジネスと揶揄されるプリンターの替えインクもびっくりな暴利だ。
 そんな高いものは買いたくない。その消費者心理を理解した互換品が大量に発売されている。プリンターと同じで消費者を囲い込みすぎて逃げられた状況だ。
 Amazonで替えブラシを検索するとスクロールの果てが見えないほど大量に商品が表示される。聞いたこともないメーカーが、違いがわからない製品を売っている。おそらくどれも中国製コピー品だろう。
 ぼくは長らく互換品を使い続けている。ブラシの毛が抜けやすいハズレを引いたこともあるけれど、概ね電動歯ブラシ本体付属の純正品と大差ないものだった。
 今日、互換替えブラシを探していた。今回はぼくが使っている新モデルと家族が使っている旧モデル両対応の替えブラシがほしい。だが、世代差が大きすぎるせいか新旧両モデル対応を記載した製品は見つからなかった。
 そこで検索の方法を変えた。クロス検索で新旧両対応の歯ブラシを探す作戦だ。新モデル対応の替えブラシが対応している全型番と旧モデル対応替えブラシの対応型番を比較して、両方に同じ型番が記載されていればどちらでも使えるはずだと考えたのだ。
 その結果、驚愕の事実が明らかになった。
 PHILIPSのsonicareは全世代で互換があるのだ。つまり、どれを買っても平気。クロス検索は骨折り損のくたびれ儲けだった。
 最終的に購入したのは歯ブラシの毛が純正品と同じ3つの山型になっているもの。同じ製品の中に1種類だけ他より200円安いものがあったのでそれを選んだ。安かった理由は、白いブラシと黒いブラシのセットだったからのようだ。普通は同じ色のセットが欲しいだろう。安さは不人気の証なのだろう。でも、あえてそれを選ぶぼくのような人もいる。