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炭火パワー

by 唐草 [2024/02/02]



 昨日は久しぶりに15℃を超えて暖かかった。エアコンを使わずに足元んのハロゲンヒーターとPCの排熱だけで暖を取れた。でも、快適から程遠かった。なぜか顔だけ火照っていたからだ。
 この顔の火照り方はエアコンだけで暖を取ったときと同じ。部屋の上の空気だけ温まり足元が寒いままだとこうなることが多い。理想的な体の温め方である頭寒足熱の逆状態に陥ったときに体が挙げる悲鳴みたいなものだ。
 だが、昨日はエアコンを使っていなかった。暖房は足元ヒーターだけなので頭だけが温まるはずはない。それなのに顔がやたらと熱い。目も極度に乾燥しているときのようにシバシバしてモニターを見るのが辛い。
 なんだか体調を崩す前触れにも思える。とは言え、ぼくが風邪をひく前兆である喉の痛みも頭痛もない。悪寒もしない。あると言えば健康的な食欲ぐらいのものだ。体調そのものに不安はなさそうだが、目の違和感だけは厄介。PCでの簡単な作業にも集中できない。
 部屋を出てコーヒーを飲んでいたら、ぼくの顔を見た家族がギョッとした。そして一言言った「顔が赤すぎる」と。
 火照って仕方がないことを告げるが、そんな生易しい赤さではないと言ってくる。試しに鏡を覗き込むとそこには酔ったときの赤さよりもずっと濃い赤鬼みたいな顔が映っていた。
 これはただごとではない。もちろん酔っているわけではない。やはり体調を崩しているのだろうか?急いで体温を測るも平熱だった。ますます謎だ。
 家族に言わせるとまるで日焼けしたときのように赤いそうだ。肌の弱いぼくは日焼けするとこんな風に痛々しく赤くなる。でも、焼けるほど日光に当たった記憶はない。何かいつもと異なることでもしただろうか?
 していた!1つだけ心当たりがある。
 一昨日の晩に炭火焼きの店へ行った。そしてぼくは焼台にもっとも近い席に2時間ぐらい座っていた。その席で揺らめく炭火をぼんやりと眺めていた。そのときに炭火からの遠赤外線をバッチリ顔で受けていたのだろう。
 炭火は魚だけでなくぼくの顔まで焼いたようだ。まさかの屋内での日焼け。だが、これしか考えられない。肌弱男、炭火に負ける。