by 唐草 [2021/07/08]
ゲームで遊んでいると画面が暗いと感じることが多々ある。ダークなテイストのゲームで遊ぶことが多いのもその原因のひとつだろう。ただ、それだけが原因ではないと睨んでいる。
画面の暗さを特に意識するのが、オープンワールドゲーム。昼でも夜でもどこへでも行くことができるのが大きな魅力だが、裏を返すと「魔王の城は常に月明かりに照らされている」というような演出ができない(イベント時だけ時間を強制されるゲームあるけど)。すべてが擬似自然光だよりとなっている。そのため、夜間に暗い場所に行くととことん暗い場合がある。
ゲームエンジンによっては、人の瞳孔の働きを真似て明るさを調整してくれるものも出てきた。それはまだ一部に限った機能でしか無い。
ぼくは、画面の暗さで眼への負担を感じたらゲームの設定から明るさ調整をしてしまう。もし、明るさ調整できないゲームであれば、テレビの設定で無理やり明るくしてしまうこともある。
残念なことにどちらの方法にも同じ問題がある。
暗いところに合わせてバックライトの明るさやコントラストを調整をすると、今度は逆に明るいところが眩しすぎてしまうのだ。洞窟から出ると青空の明るさに眼をしかめることになる。その姿は、まるで吸血鬼のようだ。
ゲーム画面の明るさは、どのように調整するのが良いのだろうか?暗いところに合わせると、明るいところが眩しすぎる。明るいところに合わせると、暗いところが真っ黒に塗りつぶされてしまう。かと言って、明るすぎず暗すぎないちょうどよい照明のステージが都合良くあるとも限らない。
また、設定をテレビ側で行うとしても、テレビの設定項目の意図がよく分からないことがある。プリセットで「リビング」とか「シネマ」、「ゲーム」なんかが用意されているが、どれを選んでもぼくの部屋ではベストな状態からは程遠い。何を意図したプリセットなのかが分からないので、結局標準をベースに微調整を繰り返すしかない。その結果できるのは、いまいち信用のおけない微妙な設定だけ。
適切な画面設定とは一体何なんだろう?考えれば考えるほど、ドツボにはまっていく。