by 唐草 [2017/09/01]
コードを書いて、ゲームをして、動画を見て、ゲームをして、雑誌を読んで、ゲームをしてというとてもタイトなスケジュールに追われている。こんな生活をしていると眼精疲労が深刻な問題となってくる。
先日花火を見に行ったときに痛感したことがあった。遠くを見るのが久しぶりだと感じたのだ。ぼくの眼球の焦点はモニターに向かったときの距離に固定されている。そう言っても過言ではないほどに目の筋肉が凝り固まっているのだろう。だからこそ、遠景を観るという何気ない感覚に久しいという感覚を覚えたのだろう。
改める必要があるのかもしれないが、自室ですべてが完結できる生活を送っているとそう簡単に改めることはできない。せめて窓から外を眺めることでもできればいいのだが、ぼくの部屋から見えるのは裏のアパートの色褪せた壁ぐらい。目の保養にはならない。
だから、どうしても目薬に頼ってしまう。
スマイル40は、頼もしい味方である。眼精疲労にはこの目薬が一番よく効く。強い刺激で一時的にごまかすような目薬とは違う。しっかりと目の乾きを癒してくれる。
今日も目薬を点した。目薬の残量はあと数滴。残りが少ないのでなかなか滴が落ちてこない。渾身の力を込めて容器を押すが、口の部分で目薬の水滴がプルプル揺れるだけ。量が減ってからは、ずっとこんな感じだ。
間抜け面で天を仰ぐことしばし。ようやく目薬が落ちてきた。
すっと広がる爽快感。ぼくが期待していたそれは、やってこなかった。
代わりに目を刺すようなピリピリした刺激が右目を襲ってきた。赤くなるほど目を擦ったあとにしみる目薬を点したときよりもキツイ刺激だ。
コレはヤバイ。
慌てて洗面所に走り込んで流水でバチャバチャ目を洗う。対処が早かったのが功を奏し、目の痛みは消えたし、眼が赤くなることもなかった。
目薬が減って出にくいので出かかった液が、ボトル内に戻ってしまったのかもしれない。そのせいで雑菌でも繁殖してしまったのだろうか。原因は定かではないが、危険だと言うことは間違いない。最後の一滴まで使い切りたかったが、目薬をゴミ箱に投げ込んできた。健康には代えられない。