by 唐草 [2022/12/08]
128GBの外付けSSDにバックアップを取ろうとしたら容量が足りないと警告が出た。さらに500GBのHDDを積んだNASからも容量不足で新規バックアップを作成できないと告げられた。ひょっとして、ヤバい状況?
最近のバックアップはただ単にファイルをコピーするだけではない。更新ファイルがあった場合、最新のもので上書きするのではなく古いものも残しておいてくれる。このおかげで、誤って上書きしても元の状態に戻せる。
とても便利な機能で、数度ピンチを救ってもらったこともある。だが、長期間にわたって古いファイルを残しておくのでバックアップの容量が肥大化しやすい。実際の容量の数十倍に膨らむことも多い。
とは言え、アプリを除いて合計30GBぐらいのデータのバックアップであれば容量不足はそう簡単に起きない。なによりディスク容量が足りないときは、古いバックアップを削除するように設定していた。普通だったら容量不足はおこらない。
いったい何が起きたのか?
過去には、Webサーバのログを無期限で残すようにしたせいでディスクの容量を食いつぶすというミスを犯したこともある。おそらく今回も気づかぬうちに何十GBもある巨大なファイルができてしまったのだろう。
duコマンドを使ってホームディレクトリを検索したら、想像以上の大物が2つも見つかった。1つは48GBで、もう1つは64GBもあった。いったい何なんだこの巨大ファイルは?
ここまで巨大なファイルは、人間が手動で作ったものではないだろう。4Kの動画を扱っていればこれに近いサイズになるかもしれないが、ぼくは動画には無縁。
巨大ファイルのあるディレクトリを確認したら、その正体はすぐに判明した。
仮想マシンのハードディスクイメージファイルだった。
ハードディスクのディスクイメージならこのサイズでも納得だ。そういえば、先日OSのアップデートに関する確認をするために古いOSの仮想マシンを作って、何度でもやり直せるように複製してからアップデートを当てたんだった。そりゃ、この巨大サイズにもなるな。全然自分のPCを把握できてない。