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デアゴスティーニ計画終了のお知らせ

by 唐草 [2021/12/27]



 職場の個人予算を使って毎月少しずつPCパーツを買って自分のPCを組み立てる計画も、ついに終わりを迎えた。毎月少しずつ揃えるスタイルなので有名雑誌に倣ってデアゴスティーニ計画と呼んでいたこの計画には、3つの問題が存在していた。
 まず、個人予算の使用は購入1回あたり3万円未満までという制限。多くのPCパーツは3万円あれば足りるが、心臓部となるCPUとGPUだけはどうしても足が出てしまう。自腹を切るか、ウルトラCとも言える超法規的な策を練る必要があった。
 次の問題は、PCパーツの進化は生き馬の目を抜く勢いだということ。毎月パーツを買っていった結果できあがるものが型落ちPCになってしまうリスクをはらんでいる。その時々の最新パーツをそろえたはずなのに、出来上がった頃には廉価PCを買ったほうが高性能なんてことも起きかねない。
 最後の問題は、経費の使い方を問題視されること。ハードディスクは消耗品申請をしても理解してもらえるが、マザーボードやメモリとなると消耗品な感じはしない。ましてやPCケースなんて、地震で机から落下でもしない限り壊れない。金額はクリアしていても、使用目的に疑いの目を持たれる危険は否定できなかった。
 ぼくのささやかな楽しみを潰しかねない様々な問題に対して真正面から申請をしていたらきっとどこかで道を絶たれていただろう。今回はルールの穴を突き、半導体不足の荒波を乗り越え、経理を納得させるストーリーを騙り慎重に計画を進めていった。
 輝かしいが公にできない成果が、今ぼくの机の横にある。足掛け4ヶ月でパーツを揃えることに成功した。どういう訳かぼくが今回の計画で申請した予算の総額より高い高性能GPUまで搭載している。「まさか、あんな方法が存在していたとは」と自分でもビックリな方法で合法的に中古GPUを入手した。
 改めてこの計画を振り返ってみると最大の山場はブラックフライデーにあったかもしれない。「職場の金だし高づかみでも気にせず買っちゃえ」とならずに謙虚に安価を狙った姿勢が疑義を遠ざけたような気がする。