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蛍光灯の謎

by 唐草 [2021/05/11]



 自室の照明に不可解な謎が隠されていた。
 発見のきっかけは、蛍光灯からLEDに変えてみようと思い立ったこと。部屋にあるのは、大小2つの円形蛍光灯が搭載されているありふれたシーリングライト。蛍光灯のサイズを調べるために半透明のUFOみたいなドームを外したら予想もしていなかった光景があらわになった。
 なんと小さい方の蛍光灯が電源に繋がれていなかったのだ。つまり、ずっと1本の蛍光灯しか使っていなかったことになる。
 もちろん2本ある蛍光灯の片方しか使わないというのは、珍しいことではないのは分かっている。省エネを考えたり、明るさ調整のために外すこともある。とは言え、ぼくは蛍光灯1本分の電力を気にしたことも無ければ、部屋が明るすぎると感じたこともない。なにより電源を外した記憶がない。
 この記憶が正しいのであれば、電源は自然に外れたことになる。では、いったいいつどうやって外れたのだろう?
 蛍光灯カバーの上部は、フェルト加工されているのではと見まごうばかりにホコリが積もっていた。その具合から見ても軽く5,6年は開けていないはず。もっと長くても不思議はない。ぼくは何年も部屋が暗くなっていることに気がついていなかった。むしろその暗さを気に入っていたフシさえある。
 どんなことが起きれば蛍光灯の4接点プラグが外れるのだろう?確かにこの照明の接点は甘い感じはするけれど、蛍光灯が固定されているので、外すには大きな力が必要なはず。
 人知れずぼくの頭上で謎エネルギーが発生して悪さをしていたとでも言うのか?超常の力にしては地味すぎる。ぼくが妖怪になっていたずらができたとしても、こんなことはしない。
 大きなエネルギーと言えば、地震が思い浮かぶ。10年前の大震災のときの揺れなら外れても不思議はない。では、この10年外れっぱなしだたのか?そもそも蛍光灯は10年ももつのだろうか?
 蛍光灯の電源が抜けているなんてことは、取るに足らないことかもしれない。でも、今こうして作業しているぼくの真上で理解できないことが起きていたと思うと釈然としない。