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PC使えます!2020年版

by 唐草 [2020/01/26]



 新社会人のPCスキルが低下しているというニュースを耳にする機会が増えている。原因はスマホの台頭だそうだ。調べものをするのも、SNSに投稿するのも、ゲームで遊ぶのもスマホがあればOK。こんな便利な機械が身近にあったら、わざわざPCを起動させようなんて思わない。
 大学で発表の原稿をスマホのフリック入力を駆使して作っている学生の姿を見たとき、時代の変化と世代の隔たりに驚いたものだ。もしかしたらレポートもスマホで入力しているのかもしれない。iPhoneのように高性能なスマホがあれば、もはやPCなんていらないだろう。
 学生たち若い世代は、時代の変化を肌で感じ取り早いペースでライフスタイルを更新している。でも、その先の社会はどうだろうか?頭の固くなった世代が支配する世界は旧態依然だ。今でも当然のようにPCのスキルを要求される。結果的に同じ報告書を仕上げるのだとしてもスマホ版のWordとかExcelを使っていたら叱責されてしまう。
 だから、社会の荒波に漕ぎ出すときには「PCが使えます」と宣言する必要がある。それがこれから失われていくスキルだと分かっていてもだ。
 「PCが使えます」という宣言は、昔から厄介なスキル宣言であった。どの程度使用できれば「PCが使えます」と言えるのだろうと以前にも考えたことがあった。いくら考えても結論は出なかった。それどころか、考えるたびに要求されるスキルが変わっていた。
 毎日PCの前で悪態をついてお金を稼いでいるぼくはどんな技術を持っているのだろう?ぼくは「PCが使えます」と胸を張って宣言することができるだろうか?
 とてもじゃないけれど、そんな全能感にあふれる力強い宣言はできない。
 ぼくがPCを使ってできることなんて、せいぜい2つしかない。ひとつは、ファイルを作ること。そして、もうひとつは文字を入力することだ。これが精一杯である。
 実に低レベルのスキルだ。これは、パソコン教室の2回目のレクチャーを終えた生徒と同程度のスキル。ただ、初心者と違うことがあるとすれば、どこにどんなファイルを作ってどんな文字を入力すると何が起きるのかをいくつか知っていることだろう。
 いつか胸を張って「PCが使えます」と言ってみたいものだ。