by 唐草 [2017/08/11]
今日は、新宿の熟成肉を出す店へ行ってきた。どうも世間では熟成肉が流行っているようだ。肉を食うと言えばアメリカンな感じの鉄板焼きステーキばかり思い浮かぶぼくの感覚は時代遅れらしい。表面がカビた肉をありがたがるのが、今のスタンダードなのだろうか?
確かに熟成肉のステーキは美味しい。熟成によってどの程度味が変わったのかが定かではないが、美味しいことは事実だ。
専門店なので様々な部位の肉を食べることができる。定番のロースからサーロイン、そしてタンに至るまで4種類ぐらいの肉を食べ比べた。違いはすぐに分かる。歯ごたえや、みずみずしさ、脂ののりが部位によって全然違う。同じ牛でもこんなに違うものなのかと驚くほどだ。
でも、利き酒のように食べて部位を当てることはできないと思う。違うのは分かるが、何が違うのかまではよく分からない。とにかく、みんな違ってみんな美味しいのだ。
肉は美味しかったが、新宿とは恐ろしい街だ。
メニューに書かれたお値段が、前に行った店より2割ぐらい高い。前菜からステーキまで一律に高い。さすが新宿。これが世界有数の歓楽街の物価か。
中でも驚いたのは、水のお値段。
500mlで800円となっていた。海外産のガス入りミネラルウォーター(たぶんペリエあたりだと思うけど)だと言うことを考えても、開いた口がふさがらないお値段だ。グラスビールより高い水。酔い覚ましのお冷やとして頼むことを躊躇してしまうお値段だ。むしろ値段を見るだけで酔いが覚めそう。頼まなくて済むから、ある意味経済的なのかもしれない。