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猫と光ファイバー

by 唐草 [2024/03/18]



 猫を室内飼いするには猫砂が欠かせない。猫は本能的に自分で小さな穴を掘って用を足さないと気がすまない生き物だからだ。 
 ホームセンターのペット用品売り場には、さまざまな猫砂が並んでいる。「猫砂」と呼ばれるが、多くは砂とはかけ離れた見た目をしている。木屑を圧縮したチップのようなものや、紙を小豆ぐらいの大きさに丸めたものなんかもある。
 見た目だけではなく性能も千差万別。濡れて固まるものもあれば、逆に液体を下に敷いたペットシーツに流すものもある。匂いの吸収に特化したものや、汚れた猫砂を水洗トイレに流せるものもある。
 我が家の場合、製品の重量(まとめ買いするので軽いほうが嬉しい)や匂いの吸着力、固まって燃えるゴミに出せること、そしてコスパを勘案した結果、おからが配合された青い猫砂を使っている。
 このおからサンドは、かなり優秀。もう何年も使っている。でも、通販レビューでは賛否両論となっている。確かに大きな欠点があることは否めない。それを許容できるかで評価は大きく変わる。
 その欠点とは、猫砂が砕けると目に見えないほど細かい微粒子になること。
 目に見えないのならいいじゃないかと思いがちだが、目に見えないから厄介なのだ。
 意地悪な姑が嫁をいびるために掃除の点検をするように机や床を指でなぞると指先は猫砂と同じ青色に染まる。気がつくと猫トイレが置いてある部屋にあるすべてのものに薄っすらと砕けた微粒子が積もっているのだ。
 我が家で一番猫トイレが置いてある部屋は半分物置なので微粒子の飛散を我慢できる。猫トイレは他の場所にもある。自室にも猫トイレがあるので、目に見えない粒子からPCを守るのに四苦八苦してきた。
 今日、猫トイレのある物置部屋を掃除していたら光回線の終端装置に微粒子が積もり青白くなっていた。ちょっと油断するとすぐこれだ。
 終端措置を頻繁に掃除するのにも疲れてきたので思い切って物置部屋の模様替えを敢行。装置を微粒子が届きにくい机の脇に隠すように配置転換をした。光回線はぼくのライフライン。回線機器の健全性を守るためなら引っ越しレベルの模様替えだって辞さない。