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ベストスリッパ

by 唐草 [2022/05/17]



 ぼくにとってスリッパは仕事道具のようなもの。職場でも自宅でもPCの前に座っている時は、ほぼスリッパを履いている。
 これまでに様々なスリッパを試してきた。と言うと、並々ならぬこだわりがありそうに聞こえるかもしれない。実際には、これといったこだわりはない。むしろ、何が自分にとってベストなのかよく分かっていない。
 だから、買うのは1,000円以下の安物ばかり。履きつぶしたら似たのを買うという繰り返す行きあたりばったりのスリッパ生活だ。
 お気に入りの一足に出会えたこともある。一番気に入っているのは、ソールが畳表になっているスリッパ。夏に素足で履くと快適だ。足裏を通して畳がいかに日本の風土に適したものなのかを理解できる。裏を返すと素足で履かないとありがたみがないとも言える。
 今持っている畳ソールスリッパは、下駄や雪駄のような鼻緒がある。靴下を履いていると履けないので、事実上の夏専用。和装が好きなぼくと言えども、スリッパのためだけに足袋を履く気はない。
 夏のお気に入りはあるが、冬用のお気に入りは見つかっていない。その理由は、ぼくの求める2つの機能が互いに反する関係にあるからだ。
 冬のスリッパには暖かさが欲しい。そうすると指先まですっぽりと覆ういかにもスリッパらしい形のものが必要になる。でも、それだと足が蒸れてしまう。快適で清潔なスリッパライフを送るには、サンダルのように指先が出ているスリッパのほうがいい。でも、これだとちょっと寒い。暖かさと快適さのどちらを優先するかは決めがたい難問だ。
 この冬は、指を覆うタイプのスリッパを履いていた。暖かさは申し分なかったけれど、蒸れを感じることもあった。気密性のある革靴のように足が臭くなることはなかったけれど、気持ちいいものではないのは確か。
 ちなみに今は3足のスリッパを季節に合わせて使い分けている。夏は畳ソールの雪駄風サンダル。冬は布が厚い保温性に優れたスリッパ。そして春と秋は、指先のないスリッパ。
 ただ、この3つから1つ選べと言われたら、バランスの良い指先なしスリッパを手に取ると思う。これがベストに最も近い。