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青から青へ

by 唐草 [2021/09/17]



 コンピュータの世界で色の同一性を保つのは楽じゃない。というか、無理だ。
 Webページを作る際に#cc0000と指定するとこんな色が出る■。多くの人が「赤らしい赤だ」と感じるであろう赤系の色だ。だが、ぼくと同じ色を見ている人は誰もいないだろう。コンピュータで同じ値を指定しているのに、ディスプレイに同じ色は表示されないのだ。
 これには多くの原因がある。まず、モニターの性能。そして、モニターの設定。人によって好みの明るさが異なるので、同じモニターであっても違う色が表示されているだろう。更にPC側のディスプレイ設定やカラーマネジメント、グラフィックカードのドライバーなどのデジタル世界の要素も大きな影響を与える。また、モニターが設置された場所の明るさや照明の色も無視できない。
 ぼくたちの目に飛び込んでくる色は、これらの要素が複雑に絡んだ結果。だから、自分自身でも同じ色を2度目にするのは難しい。ましてやPCを介して他人と同じ色を共有するなんて夢物語でしか無い。この辺の理屈を理解していない人も多く、Webの仕事をしていると「現物とホームページの色が違う」というクレームを受けることがある。ぼくに文句のメールを書く前にモニターの設定をいじってほしいものだ。
 このように繊細なデジタル世界の色だが、時に不可解なことも起きる。ぼくのmacbookは、長時間スリープ運用しているとある時を境に選択エリアの青の色調が変わる。初めは、これまでの経験から照明の影響や眼精疲労の影響だと考えていた。とは言え、絵の具で言えば青と水色ぐらいに違う。目の迷いで片付く範囲とは思えない。
 試しにスクショを撮って確認したら、明らかに違っていた。同じモニターで同時に表示して違うんだから、誰が見ても絶対に違うはずだ。
 色が違って見えるの普通のデジタル世界に順応しきった結果、自分の目を信じられないという間違った境地に至ってしまったようだ。もっと自分の目を信じよう。