by 唐草 [2018/08/02]
ぼくが今使っているMacbookの本体をひっくり返すと背面にシールが貼られている。ノートパソコンの天板(モニタ裏面)にステッカーを貼っている人を時々見るが、そういうオシャレステッカーとは全然違うものだ。そこに書かれているのは魅力的なイラストではなく、無機質な番号だけだ。番号の正体は、職場の備品番号。
いかにも私物のように扱っているMacbookなのだが、本当は職場の備品なのである。
家にあるMac proがいつ起動しなくなっても不思議がないほどに不調なため、Macbookをあたかも私物のように家に持ち替えることにしたわけだ。
鞄に入れてみてようやく気が付いたことがある。長年タブレットしか持ち運んでいなかった貧弱なぼくは、Macbookですら重く感じてしまうのだ。肩掛け鞄の肩紐が鉄の鎖のように肩に食い込み背骨を歪めるのである。
本体だけでもこの重さ。付属品など持ち運べるわけがない。電源アダプタを鞄に入れたら、ぼくの肩はちぎれて血を吹くだろう。
とは言え、いくらバッテリーの持ちが良いパソコンと言えども週末の間充電せずに使うことはできまい。充電が無くなってしまったらただの金属板に成り下がってしまう。重い思いをして持った帰ってきた意味がなくなってしまう。
でも、重い充電器は持って帰りたくない。
どうすべきか?
金で解決するべきだ。
と言う訳で、家用の充電アダプターと充電ケーブルを購入した。これで充電セットを持ち運びする必要がなくなったので、だいぶ鞄が軽くなった。
ただ、軽くなったのは鞄だけではなかった。
持ち運びする機会が増えたので、専用ケースを買うことにした。剥き身で持つより多少重くなるが、カバーに包まれていれば手荒に扱えるので気楽に持ち運べる。カバーを購入したことで財布の中身が紙幣数枚分だが軽くなった。
USB Type-Cを活用するための変換ケーブルを持ち歩くのもバカらしい。家用のセットも購入しておこう。家で使う時は外部モニタに出力するわけだし、外付けGPUを買ってもいいかもしれない。
自分でも驚くほどの勢いで財布というか口座の中身が軽くなっていく。軽量化したいのはそこじゃないんだけどなぁ。