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ハゲたオッサンで埋め尽くされる

by 唐草 [2020/05/19]



 ゲーム画面のスクリーンショット(以下スクショ)機能なんて今では当たり前のものになっている。ゲーム機の変化をこの目で見てきたぼくからするとスクショが撮影できるのは驚異的な機能だと心の底から思っている。
 ぼくが中学生だった頃、ゲーム画面をビデオで録画しながら遊んでいるという変わり者の友人がいた。いつ起きるかわからないスーパープレイを残しておきたいというのが本人の弁だったが、親しい友人からも理解されていなかった。彼からビデオを押し付けられた事があるが、編集も実況もないただの録画は面白いものではなかった。ゲーム実況全盛期の今からすればかなり先駆的な試みだったのかも知れないが、彼は自分の記録を残しているだけで誰かを楽しませようとしていたわけではなかった。
 ぼくが初めてスクショが欲しいと思ったのは、オンラインゲーム『FF11』のβテストを遊んだ時。オンラインの世界で知り合った人たちと集合写真を撮りたいと願ったものだ。こう考えていたのはぼくだけではなかったようだ。フレンドのひとりがビデオキャプチャボードを使って映像をPCに取り込んでスクショを撮ってくれた。専用のハードウェアを用意しないとゲームのスクショが撮れなかった時代の懐かしい思い出だ。
 PS2時代だとGT4がスクショに対応していたように記憶している。でも、保存するには別途指定のUSBメモリが必要だったはず。PS3時代になってストレージ容量が増えたこともあってスクショに対応したゲームが増えてきたように記憶している。
 そして、「いいね」のためにありとあらゆるものをシェアする現在では、スクショはなくてはならない機能だ。ゲーム機本体にもその機能があるし、カメラ要素があるゲームも増えてきた。スパイのように決定的瞬間をカメラに収めるゲームも少なくない。
 現実世界でスマホを使ってありとあらゆるものを記録するのと同じことが、ゲームの世界でもできるようになった。ふとした時にそれらの写真を振り返ると懐かしさとともに楽しさが蘇ってくる。
 ぼくのPS4のフォトアルバムは、今日の画像のハゲたオッサンで埋め尽くされようとしている。このオッサンを撮影するデイリーミッションのせいだ。数年後、この写真を見たぼくは何を思うのだろう。