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懐かしのインターネット

by 唐草 [2019/02/15]



 ストーリー重視の新作ゲームで遊ぶとき、ぼくはインターネットを遮断する。と言っても、実際にLANケーブルを抜いたりWi-Fiを切ったりするわけではない。ネタバレを絶対に見ないという鉄の意志を持ってブラウザを操作するだけに過ぎない。それも自分がクリアするまでの期間だけ。
 一方、オンラインゲームを遊ぶときはメインシナリオのネタバレを避ける程度だ。新しいコンテンツが追加されると、まるで試験前の勤勉な学生のような熱心さで攻略サイトなどを参考に予習をしてからゲームに向かっている。こちらがぼくの日常。
 攻略情報はTwitterなどのSNSでも出回っている。でも、ぼくはあまりSNS情報をあてにはしていない。高校生の頃から攻略サイトに頼ってきたので、Wiki形式のところも含めてWebサイトに情報を求めてしまう。こういうところに世代が出てしまうのである。
 最近では、昔ながらの手作り攻略サイトは減っている。個人がブログを利用したり、またはWikiを利用して大勢で情報を収集している。ぼくは個人が運営している攻略サイトが好きだ。無機質に攻略情報を羅列しているだけのサイトも多いが、管理者のセンスが垣間見えるサイトも有る。『Fallout 76』の某攻略支援ブログなんて、ゲーム本編よりも面白いとさえ思っている。
 攻略サイトの魅力は、攻略情報だけではない。ぼくが密かに楽しみにしているのは、コメント欄や雑談掲示板である。そこには、ぼくが初めてインターネットに触れた二十年近く前の、要するにWindows 98なんかを使っていた二十世紀末ぐらいのインターネットの雰囲気が残っているからだ。オンラインゲームのメンテナンスデーの暇つぶしに読むには最高。懐かしさと最新の話題が同居している不思議な感覚を味わうことができる。
 何がそう感じさせるのだろう?
 SNSと違って高い匿名性が保たれているという点は大きな要素だろう。匿名なので有名な人の発言によるバイアスが発生していない。だから誰もが平等に匿名なまま会話を続けられている。また、一つの話題だけ(この場合は特定のゲームのことだけ)を話し続けている点にもノスタルジーを感じる。昔のネット掲示板は、オタクだけが集う排他的な場だった。話題が狭いので、古い雰囲気を感じられるのかもしれない。そして何より重要なのは、SNSより攻略サイトを選ぶぼくと同世代の古い人間が集まっていることだろう。ようするにオッサンの巣なのだ。
 SNSのような開かれた明るいインターネットもいいけれど、お互いに顔を隠してボソボソと好き勝手に喋れる場所も悪くはないものだ。
 ここまで書いてから気がついたのだけれども、前にも同じことを書いた気がする。ここのログを検索したら2016年5月の記事にほぼ同じことを書いていた。ぼくは新しいゲームに熱中するたびに同じことを感じているのね。うーん、「会うたびに同じことを話す親戚のおじさん化」が進んでいるなぁ。