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落ちない寝かせ方

by 唐草 [2018/07/29]



 瀕死のMac pro。スリープに入ってしまうと電源ケーブルを引っこ抜いて数秒以内に電源を押さないと起動しなくなってしまうという重篤な症状に見舞われている。「寝ると死ぬなんて、ぼくの部屋は7000m級の雪山か!」と冗談を言っていられるのは、主要ファイルのバックアップが無事完了したからである。
 これ以外の症状からも電源に問題があることは明白である。理想的な使い方は、絶対にスリープに入らないように運用することだ。サーバが24時間稼働していることを考えればそう難しいことではないようにも思える。でも、150Wの省電力電源を搭載するミニサーバとは訳が違う。450Wだか600Wだかの大きめの電源を積んでいるので、24時間稼働は家計にも地球環境も優しくない。なにより、爆弾を抱えた電源を24時間稼働させるのは不安すぎる。電源が火を噴いたって不思議は無いのだから。
 本来なら新しいMacを買うべきなのだろうけど、24時間稼働程度のことでお財布の心配をしているぼくにその経済的余裕は無い。可能な限り壊れかけのMac proを1日でも長く延命したいと考えている。これがMacへの愛情なのか、はたまたただのケチなのかは自分でも分からない。
 様々な挙動をぼくの経験に基づく主観で判断したところひとつの可能性が浮上してきた。数値的な証拠は何も無いのでただの感とも言える。そんな根拠に乏しい憶測に基づく結論は、こうである。
 スリープ解除時に電圧が上がらない。
 ハッキリ言って致命的な結論である。死刑宣告を読み上げられたどころか、死神に名刺をもらっている段階である。でも、ぼくは諦めたりはしない。
 電圧が足りないなら、供給先を減らせば良いじゃないか。どことなくマリー・アントワネット的な考えだが、着想は映画『アポロ13』から得たものである。限られた電気を有効活用するために機械の起動の順番などを工夫したシーンである。
 と言う訳で、ぼくはMac proをスリープに入れる前にすべてのUSB機器を引っこ抜いた。そして本体の電源ボタンでスリープに入れた。
 そして数時間後、再び本体の電源ボタンでMac proを目覚めさせた。
 「カチッ、シュー」というリレー回路に電気が流れた後にファンが回り出すようないつものような音と共にMac proは目覚めてくれた。
 しばらくはこの方法でいこう。我が子の寝かしつけ方を会得した親のような気分である。