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緩いパスワードを使いたい

by 唐草 [2018/06/14]



 世界で一番人気のパスワードは、"password"だという統計を目にしたことがある。こういう報告を見ると考えることは皆同じなんだなと痛感できる。
 セキュリティーのためにパスワードが必要だというのは理解している。恩恵にもあずかっている。それでもパスワードは面倒だという感覚が付きまとう。
 パスワードの何が面倒なのか?まず、考えるのが面倒。そして、覚えるのも面倒。意味のない文字列や数字を覚えるのはもはや苦痛に近い。ぼくはあるアルゴリズムを使って、パスワードを生成しているがそれでも生成したり記憶したりするのは面倒だ。最後に入力が面倒。パスワードフォームに入力すると文字が「・」になってしまうので、間違ったまま入力を続けてしまうことも少なくない。ミスを繰り返した挙げ句、システムにロボット扱いされて看板とか車の画像を選ばされるところまで含めて何もかもが面倒である。
 それでも公開領域に置かれた個人のデータを守るためという大義名分があれば、長く複雑なパスワードに向かい合おうという気持ちも湧いてくる。しかし、閉鎖環境でプライベートに使うものにまで複雑なパスワードを要求されると我慢できなくなってしまう。
 先日、職場にカラクサラボのクローンを生成したという話を書いた。そのサーバの目的は、開発や試験を行うためである。公開範囲は限定的で同一ネットワーク内のみ、要するに仕事部屋の中だけなのである。サーバからはインターネットにアクセスできるが、インターネットからは基本的にアクセスできない場所に設置されている。
 テストのために何人かでサーバにアクセスすることがある。でも、そのいずれの人もすべて同室にいる人で、同じ目的のために仕事をしているのだ。
 こんな環境にはセキュリティーは必要ない。いくつものパスワードを考えたり覚えたりする手間から解放されるために、すべてのパスワードを"password"に設定して運用したいと考えている。でも、システムがそれを許してくれない。
 結果として、パスワードをシェアするために印刷して掲示するという選択肢が候補に挙がっている。これって完全に本末転倒である。