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UMA干支

by 唐草 [2023/03/24]



 十二支には1匹場違いな動物が紛れている。動物と呼ぶことすら憚れる。
 そう、龍。お前だ。
 十二支の中で龍だけは想像上の動物だ。
 身の回りから12種類の生き物を選べと言われたとしよう。少なくともネタ切れになるテーマでも無ければ数でもない。龍以外にも候補はいくらでも思いつく。
 ぼくは猫を挙げるが、寅と重なるのでダメだと言われるかもしれない。それなら熊はどうだろう?「龍の代わりなら風水的に水の要素がほしい」と言われても平気。魚や亀を挙げればいい。
 個人的にはカンガルーがいたら楽しそうだと思うが、それはアジア文化から逸脱しすぎかもしれない。
 すらすらと動物を挙げられるぼくの知識は、情報あふれる現代人のもの。江戸時代の日本人が虎を絵でしか見たことがなかったように、十二支が生まれたころの文化水準では挙げられる動物に限りもあっただろう。少なくともカンガルーは絶対に無理。
 逆に龍は実在すると信じていた人が多かったのだろう。自然の猛威に龍の気配を感じた人が大勢いたに違いない。むしろ虎を見たことがある人のほうが少なかったはず。
 ならば現代的な知識で古代人を責めるのは見当違い。むしろ古代の発想に従うのであれば、龍を基準に干支のすべてを想像上の動物で埋めたほうが古代人の気持ちを理解できるかもしれない。
 と言う訳で、十二支を元の動物にちなんだ想像上の生き物や未確認生物で埋めていこう。題してUMA十二支だ。
 UMAの情報なんて数が少ないので、アジアにこだわらずワールドワイドにいこう。
 丑。アジアなら人面牛の件がいい。でも、牛面人のミノタウロスも捨てがたい。
 午。これはケンタウロスで決まり。
 卯。角兎のジャッカロープはどうだろう。
 巳。ここまでヨーロッパ系が多かったので、南米からケツアルコアトルを連れてこよう。
 色々揃ってきたので十二支順に並べてみよう。
 子…。トップバッターが不在だ。ネズミのUMAなんていたかな?世界一有名なアメリカクロネズミは、ある意味UMA並にヤバい。他に思いつかないし、もうミッキー年でいいか。あぁ、甲子園がディズニーランドになってしまう。