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刷り込まれたエコ意識

by 唐草 [2022/01/30]



 今日も、自作の簡易トラップカメラが記録した猫のトイレ動画をニコニコ顔で眺めている。ぼくの笑顔はガジェットの設置がうまくできたことが半分、残りは猫の様子をつぶさに観察できていることにある。考えようによっては、自分で撮ったトイレ盗撮映像を嬉しそうに眺めているとも言える。ただの変態だな。
 猫をライブ中継をしていたときの観察時間は、ぼくが起きてから寝るまでだった。誰も見ない中継を一晩中稼働させるなんて無駄でしかない。
 トラップカメラで定点観測を開始したことで状況は変わった。トラップカメラの良いところは、時間を問わずに自動で撮影してくれること。ぼくがぐっすり寝ている深夜でもバッチリ撮影してくれる。
 ただし、良いことだけではない。24時間撮影をするためには、あたり前のことだがカメラも24時間動かし続ける必要がある。さらに動体検知と録画をしているPCも24時間稼働させ続ける必要がある。こういう作業には小型で省電力のラズパイが向いているのだろう。余っているのだから使えば良いのだが、セットアップするのが面倒なのでノートPCでお茶を濁している。前に書いた家電のように使える環境には程遠いままだ。
 24時間観察をするために、もうひとつ24時間つけっぱなしのものがある。
 それが部屋の電気。
 暗視カメラではないのし、スマホカメラのようなLEDライトもないので夜になるとなにも映らなくなってしまう。だから、少なくとも夜間は絶対に電気をつけたままにしなくてはならない。
 ところが、電気をつけたままにするのが思いの外難しい。
 部屋を出る時に電気を消すという行為は、体に刷り込まれた行動。電気代を節約しようとか、省エネで地球環境維持に貢献しようとか、そんなことを考えるまでもなく無意識で電気を消している。どれだけ無意識かと言えば、数時間後にカメラのある部屋に戻った時に「電気が消えてる!」と驚くぐらい。
 そんな訳で夜間撮影最大の難関は、ぼくのエコな習慣だったりする。