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やっぱり直火

by 唐草 [2021/12/09]



 エアコンの暖房と扇風機を併用しているのは、先日書いたとおり。吹出口の延長線上に留まりがちな暖かい空気を扇風機で部屋の隅々まで送る単純だがスマートな方法だ。
 ただ、弱点もある。空気の流れが悪いデスク下がいつまでも冷たいまま。エアコンの設定温度を上げても一向に暖まらない。
 暖かい空気は高い所へ昇り、冷たい空気は低いところに溜まる。大自然を司る普遍の営みが、6畳間でも起きている。いくらエアコンの風向きを下にしても、重く冷たい空気を押しやるように扇風機の角度を調整しても物理法則の基本を捻じ曲げることは容易ではない。ポカポカ陽気を思わせる室温になっても足元だけは氷の世界のようだ。
 昔から頭寒足熱が良いと言われている。科学的な理屈を説明されなくとも体感的にこの言葉の正しさを理解することはできる。では、ぼくの部屋の状況はどうだろう?
 頭のある位置は22,3℃ぐらいと温かい。そのとき足元は18℃にも達していなかった。頭が暖かくて足が冷たい状況。言うなれば頭熱足寒だ。いや、足寒頭熱と言ったほうが良いだろうか?どっちでもいいが、古来から適切とされている環境とは真逆なことだけは確か。事実、寒いけれど頭がぼーっとするようなダルさに襲われている。
 どうやってこの不適切な温度環境を改善すればいいだろうか?
 エアコンの位置は動かせないので、他のことで工夫をするしか無い。家具の配置を見直す模様替えがベストな方法かもしれないが、ぼくの部屋は操作をミスって詰んでしまった倉庫番ゲームの盤面のような有様。家具を動かす余地はどこにもない。扇風機の位置を変えて足元の冷たい空気を追い出す空気の流れを作ってみたが、体に直接扇風機の風が当たるので寒かった。
 どうやらエアコンの他にも熱源を用意してピンポイントに足元だけを暖めるしかないようだ。電気代がかさんでしまうけれど、以前使っていたハロゲンヒーターを引っ張り出して足元に設置した。
 あったけぇ。やっぱり暖を取るには、遠くから暖かい空気を運ぶエアコンよりも直火(?)だな。