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謎を解く快感

by 唐草 [2021/12/07]



 ブラックフライデーに購入したゲーム『Outer Wilds』をクリアした。想像していたゲームとはだいぶ違っていたけれど、骨のある謎解きを存分に楽しめた。
 このゲームには因縁がある。名前を知ったのは『The Outer Worlds』というゲームのDLCを買う際に間違えて購入しそうになったとき。なんて紛らわしい名前なんだと驚いたものだ。しかもどちらも宇宙が舞台。名前どころか設定まで似ている。ぼくは購入寸前にミスに気がつけたが、間違って買ってしまった人もいるのではないか?ちょっと心配になった。
 それ以来、なんとなく気になっていた。セールで1,500円を切ったら買おうと粘っていたが、どのセールでも常に40%OFFの1,800円ぐらい。先月末は新しいゲームで遊びたい気分だったので4割引で妥協した。なんだか無駄に待ってしまった気がする。
 『Outer Wilds』は何十回もタイムリープを繰り返して宇宙の謎を解くゲーム。最大の謎を解くには、小さな謎をたくさん解明しなければならい。複雑な推理小説の伏線をすべて回収するような根気強いアプローチが必要になる。厄介なことに謎解きの種類が豊富。
 複雑なパズルはもちろんのこと、正確なアクションが必要なものや時間制限のあるものもある。なかには我慢が重要なものまであった。インディーズ系の短いゲームだったが、バラエティーに富んでいた。
 謎解きゲームなので攻略サイトに頼らず自力クリアを目指していた。攻略サイトを見てしまったら、謎解きの面白さは霧散する。だから数日頭を捻るようなこともあった。悩んでいるときはイライラするが、自力で答にたどり着いたときの爽快感と達成感は、まるで快感をもたらす薬物のよう。
 クリアした今となっては、ハマった多くは見当違いの仮説で自縄自縛に陥っていただけだと言える。Aが正解だと信じて様々な方法を試みるが全滅。ぼくの努力は完全に無駄で、本当の正解はBだったなんてことだらけ。
 謎解きゲームで遊ぶと自分が盲信から抜けられなくなっていることに気付かされる。きっと現実でもこんなことは起きているんだろうなぁ。