カレンダー

2021/09
   
  
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

ケーブル地獄

by 唐草 [2021/08/25]



 スマホにつながるUSBケーブルの規格は、日進月歩だ。1本で充電と映像出力を同時に行ったり、高速充電に対応したりと技術的に大きな進化を遂げている。でも、ぼくら一般ユーザがその恩恵を意識する場面はそう多くない。むしろ、新しいスマホに古いケーブルが刺さらず困惑することの方が多いだろう。
 数年でケーブル規格が変わっているということは、数年後に古い機器を使おうとしてもケーブルが無いという事態に陥りかねない。古いスマホを引っ張り出す場面は滅多に無いかもしれないが、そんな稀な状況に出くわした時にたった1本のケーブルに振り回されるのは御免被りたい。だから、規格が時代遅れになる前にケーブルを備蓄しておくべきではないだろうか?少し前にそんなことを書いた。
 災害時向けの備蓄ですらほとんどしていないというのにケーブルを備蓄しようとするのは、どこか焦点がずれている感じもする。でも、いつでも揃えられる非常食と違って、ケーブル規格の寿命は限られている。そう考えるとすぐさまケーブルを備蓄しなければならないように思えてしまった。
 と言うわけで、先月ぐらいから徐々に色々な規格のケーブルを購入し始めている。
 手始めに買ったのは、少し前のスマホ充電用として活躍したUSB-A to micro USBケーブルだ。1本で買うより3本セットの方が安いという理解に苦しむ価格設定の品を買った。その次に今のスマホで活躍しているUSB-A to USB-Cケーブルを買った。これも1本で買うよりセットで買ったほうが安かった。中華系メーカーの価格設定は理解しがたい。
 こうしてぼくのスマホは当分充電できそうな環境が整った。だが、安心はできない。まだApple製品向けのケーブルを買っていない。と言うわけで、USB-A to Lightningケーブルを買った。ついでに充電だけじゃくて映像系もと思い4K対応のHDMI 2.0ケーブルも揃えた。
 これで準備万端かと思ったが、まだ全然足りていなかった。
 USB-C to USB-Cケーブルもほしいし、USB-C to lightningケーブルも必要だ。Display Portケーブルもあったほうがいいだろう。ケーブルの規格はいったい何種類あるんだろう。このまま行くと我が家はケーブルで埋め尽くされてしまいそうだ。