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ターボ亀2021

by 唐草 [2021/06/28]



 1ヶ月ぐらい前に書いたが、70万ファイルをGoogleドライブに転送する計画を進めている。
 開始前は1日で6,000ファイルぐらいしか転送できなかったので、70万ものファイルを転送するのに最低4ヶ月はかかると見込んでいた。しかし、実際に運用を始めたら毎日5,000ぐらいずつ新しいファイルが追加されることが判明。だから、初めから溜まっていた70万の山を崩すのは不可能に見えた。そんな進めども一向にゴールに近づけない状況をアキレスと亀に例えたりもした。
 21世紀のデジタル世界に生きる亀はファイバーケーブルを光の速さで進む。俊足を誇るアキレスと言えども追いつく未来を想像するのは難しい。だが、それでも挑み続けるのがアキレスの矜持というものだ。ぼくはプログラムの最適化と同時にとGoogleドライブが許容するギリギリ限界の設定を調べ上げていった。
 その結果、今では1日最大12,000ファイルまで転送できるようになった。2倍の転送速度を実現したのである。これを「ペガサスの靴を履いたアキレス」と呼んでいるが、古いゼルダ好きにしか通じないだろう。ターボアキレスか、Bダッシュアキレスと呼んだほうがいいかもしれない。
 約40日プログラムを動かした結果、23万ファイルの転送が完了した。小さいものは十数バイト、大きいものは約1Gぐらいあった。70万の大きな山を1/3ぐらい切り崩したことになる。計画よりも遅れ気味だが、確実に進んでいる。
 アキレスと呼んでいる転送プログラムは順調だが、亀であるファイルの追加はどんな具合になっているのだろうか?久々に全転送対象ファイル数を確認してみた。すると目を疑うような数字が現れた。
 94万ファイルと表示されたのだ。
 転送を開始してからの24万ファイルも増えたことになる。ちょっと待て、これってドライブへ転送したファイルより多いじゃないか。
 このままだとアキレスは永久に亀に追いつけないどころか、毎秒確実に引き離されていくことになる。アキレス、油断の昼寝もなく24時間フル稼働なのにカメに負ける。