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さらに太ってた

by 唐草 [2021/05/19]



 猫の体重を測るもっとも簡単な方法は、猫を抱いて体重計に乗って自分の体重を引くやり方。これなら人間用の体重計だけで済むし、失敗しても血を流すぐらい。
 我が家で猫の体重を測るのは、残念ながら健康管理のためではない。健康に関わるレベルの体重変化は素人目にも明らかなので、わざわざ測るまでもない。ぼくが測るのは自分の好奇心を満たすため。
 我が家の猫のほとんどが、幼い頃を野良で過ごした保護猫上がりなので抱くのも一苦労。だからぼくは血を流し、猫キックで胸にアザを作ってまで己の好奇心を満たしているということになる。猫からしたらいい迷惑だろう。
 体重測定の結果、悲しい結果が明らかになった。想像よりずっと太っていたのだ。自分ではほとんど体重変化がないと思っていただけに、この結果はショックだった。デジタル体重計を疑って二度測定したが、機器の間違いではなかった。
 太っていたのは猫ではなく、ぼく自身。しかも人生最大の重量を記録した。太っていた高校生の時より重い。にわかには受け入れがたい数字を見て目の前が真っ暗になってしまった。
 その数値は昨年3kg太ったと焦ったときから更に3kg増。ベストだと考えている体重より6kgも重い。デブの烙印を押されて、豚と罵られても仕方がない領域に片足を突っ込んでしまった(それでも片足だと言いはるのがぼくのプライド)。
 この体重増加は、間違いなく加齢+自粛生活という負のコンボの結果だろう。とにかく動いていない。とは言え、動かなくなっただけならば筋肉が減って軽くなるはず。動いていないのに重くなったということは、元からあった筋肉がなくなった上に、さらに脂肪を蓄積したということの動かぬ証拠。
 自粛生活をするようになって以来、空腹を感じる機会が激減していることに気がついた。ちょっと小腹が空くたびにおやつを口にしていた。そういう小さな不摂生が3kg増という結果を招いたに違いない。
 減量の第一歩は、食事時にきちんと空腹を感じる生活に戻ること。志の低いスタートだが、これを手始めにしよう。