カレンダー

2021/12
   
 
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

電磁波吸収疑惑

by 唐草 [2022/01/26]



 ワイヤレスキーボードの調子が激烈に悪くなった。無線レシーバーまで50cmぐらいしか離れていないのに全然入力できない。こうなると打った文字が見えないパスワード入力は不可能に近くなる。危うく自分のPCにログインできなくなるところだった。
 状況を改善するには、体をキーボードから離して人体の影響を小さくするか、あるいはUSB延長ケーブルを使ってレシーバーをキーボードから数センチのところに置くしかない。キーボードから離れるには立たないといけないし、延長ケーブルを使うのではワイヤレス製品を使っている意味がない。たった5cmの距離を無線化するために買ったのではない。
 ワイヤレス製品不調の際、真っ先に疑うべきは電池。電圧が下がってしまえば電波も弱くなる。でも、電池はフル充電で交換したばかり。だとすれば他に原因があることになる。
 次に疑うべきは電波の干渉。コンピュータ周辺機器で使っている2.4GHz帯は自由に使える周波数なので、多様な機器で使われている。Wi-Fiだってそうだし、忘れてはいけないのが電子レンジ。もし2.4GHzの電波が見えたら、視界はゼロになると言っていいぐらい電波が飛び交っているだろう。だから機器干渉は珍しくない。でも、電子レンジが動いていなくても問題は起きるし、問題があるのはキーボードだけ。ワイヤレスマウスもWi-Fiも正常だ。
 となると、オカルトチックな「体質が変化して電波を吸収しやすくなった」説も「電磁波攻撃を受けている」説も否定できる。
 では、何が原因だろう?
 結構悩むことになったのだが、原因はやっぱり電池だった。
 フル充電のeneloopの電圧は乾電池よりちょっと低い1.2Vだったのを失念していた。これは少しヘタった乾電池と同じぐらい。乾電池を使う多くの機器は多少電池が弱っても使えるように設計されているが、許容範囲は機器次第。ぼくのキーボードは1.2Vでは足りなかったようだ。試しにリモコンで使っていた別の電池を入れたらキーボードは復活。
 たかが0.3Vだが、ものによっては致命的なんだな。