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スマホ版Teamsの罠

by 唐草 [2021/10/22]



 夏の終わりに「メールから脱却してチャットツールへ移行する」と書いた。言うは易し行うは難しとは、まさにこのこと。相手によって使っているアプリが異なるので、LINE、Slack、Teamsの3つを併用するはめになってしまった。メールだけの人も多いので結局メールからは脱却できていない。新しいコミュニケーション手段へと乗り換えるつもりが、4通りの方法を相手によって使い分けるという面倒な事態に陥っている。
 それでも、確実に変化は起きている。チャットアプリを介した仕事の進め方もだいぶ見えてきた。
 メールは良くも悪くも手紙の文化を受け継いでいる。相手に構わず一方的に送れるが、それは相手も同じ。返信がなく仕事が進まないことも少なくない。一方、チャットツールなら相手の状況が表示されるので、ヤキモキすることはない。双方がオンラインならトントン拍子でことが運んでいく。SNSでのやり取りの勢いとノリで仕事が進む時代が来るとは驚きだ。
 とは言え、お互いに監視しあっているような窮屈さもある。ぼくは以前にPlayStation Networkのフレンドを全部消したことがある。仕事でのつながりもあるリアルな友人に1日中ゲームで遊んでいるのを知られたくなかったからだ(つまりサボりがバレる)。今は、アプリがバラけていることもあり「忙しい」という言い訳がバレずに済んでいる。この先アプリの統廃合が進んだらどうなってしまうのだろう?
 ぼくを含め多くの利用者がアプリの使い方を模索しているに違いない。そして、アプリも発展途上だ。足りない機能も余計な機能もある。そして、バグも潜んでいる。
 今日、Android版Teamsアプリを片手に遠隔地での作業時にあたろうとした。こちらから発信しようとしたとき大問題に気がついた。
 ソフトウェアキーボードが送信ボタンを隠していたのだ。メッセージを入力すると、どうやっても送信できなくなる。画面を回してもダメ。なぜかキーボードを隠すボタンも出ていない。完全にお手上げだった。まさか自分のスマホが受信専用機になるなんて…。
 スマートなコミュニケーションの実現は、まだ遠い。