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左腕が痛い

by 唐草 [2022/05/23]



 左の上腕が痛い。ピンポイントの筋肉痛のようで、何気ない動作の途中に不意な痛みが襲ってくる。特にキーボードを打つ姿勢で痛いのが厄介だ。服を脱いで鏡越しに患部を見ても、不健康そうな生白いブヨブヨした腕が写っているだけ。痛みに繋がりそうな痣もなければ傷もない。
 医者に症状を説明するときのように正確に言うのであれば、コロナのワクチンを打ったその場所が痛い。痛みもまるでワクチンの副反応のようなのだ。
 でも、ワクチンを打ったわけではない。では、この痛みはいったい何なんだ?
 朝、目覚めたときから痛かったことを考えると変な姿勢で寝ていたことが原因とも考えられる。寝ているときに首を痛めることを「寝違える」と言うが、同じように腕を痛めてしまったのかもしれない。この場合、なんて呼べばいいんだろう?寝違えでいいのだろうか?
 とはいえ、寝違えの線は薄い。ぼくは右腕を下にして眠ることが多く、左腕を痛めるような姿勢で寝ていたとも思えない。
 昨日の内に腕を痛めていたのが、一晩経って明らかになったという可能性もある。とはいえ、昨日はいつもと変わらぬゲーム中心の日曜日だった。腕を痛めるような機会すらなかったはず。強いて違いを挙げれば、新しいゲームを始めたことぐらい。とはいえ、VRやSwitchのように体を使うゲームでもない。指や肩も痛くなるのなら分かるが、腕だけ痛くなるとは思えない。
 寝違えやゲームとは別に1つ気がかりなことがある。
 昨日、家族がワクチンを受けたこと。注射を打った腕の痛みと発熱という多くの人が経験する一般的な副反応に苦しんでいる。
 ひょっとして隣で寝込む家族の痛みをテレパシーのように感じているのだろうか?
 自分の行動に痛みの心当たりが無いので、ついついそんな超科学的なことも考えてしまう。でも、考えるだけで、信じてはいない。
 副反応に苦しむ家族の姿を見て、前回の自分の副反応を思い出したのは紛れもない事実。その心理的圧迫が、幻の神経痛を生み出しているような気もする。もしこれが正解なら、思いの外ワクチン接種にストレスを感じているってことだな。