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怠惰な姿勢向きのデバイス

by 唐草 [2023/09/15]



 ぼくはPCゲームをゲームパッドで遊ぶことが多い。ながらく家庭用ゲーム機で遊んできた影響だ。だから『STARFILED』もゲームパッドで遊んでいる。
 しかし、ゲームパッドはキーボードに比べてボタンが少ないので利用できない機能がある。『STARFILED』では長押しを駆使して1つのボタンに2つの機能を持たせているが、それでもボタンが足りない。
 ゲームパッド操作に盛り込まれなかった機能の1つに自動歩行がある。
 地味な機能だが、広大な惑星を探索するときに効果を発揮する。『No Man’s Sky』好きのぼくは、どんなに空虚な星であっても探索せずにはいられない。しかし、巨大な惑星を徒歩で移動するのは時間がかかる。その間、ずっとスティックを倒しっぱなしというのは意外と疲れる。こんなとき自動歩行が役に立つ。でも、ゲームパッドだと利用できない。
 そこで、戦闘のない惑星探索時だけマウス&キーボードで操作することにした。
 だが、1つ問題があった。
 ソファーベッドで足を伸ばして寝転んで遊んでいるとキーボードを置く場所がないのだ。キーボードをゲームパッドのように腹の上に置くのは無理がある。少し寄って座って隙間を作って腰の横あたりに無理やり置いたがどうにも無理があった。
 その位置だとキーボードが見えないしホームポジションも維持できず、押したいキーを探すために手元に視線を向けることになる。窮屈で不自然な環境と言わざるを得ない。やはりキーボードを使うのは机の上に限ると痛感した。
 そこで考えを更に改めた。マウス設定を調整して、惑星探査に必要なボタンをすべてマウスに割り振ろうとした。これなら片手で操作できると思ったのだが、5ボタンマウスではボタンが足りず銃すら撃てなくなってしまった。
 やっぱりキーボードとマウスはセットで使うのが定石だし、それは机での操作を前提としている。病人のように半分寝た姿勢で遊ぶにはゲームパッドしかないようだ。
 いや、多ボタンのゲーミングマウスを買えばいいのか?
 きちんとした姿勢で遊ぶという選択肢が出てこないのが、ぼくの怠惰な精神をよく示している。