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終えるより先に

by 唐草 [2023/05/31]



 先日、取り組むべきことを整理するためにToDoリストアプリの導入が急務だと書いた。肥大化したぼくのToDoリストはA4の紙1枚には収まらない。どうしても紙に収めるのなら巻物のように長い紙が必要だ。
 机に忍術の秘伝書のような巻物の形をしたToDoリストがあるのは悪くない。とは言え、良いのは見た目だけで、使い勝手は期待できない。頑張って使っても、不用意に解けてしまったトイレットペーパーに翻弄されるのに似た状況しか想像できない。
 だから、長年手元に置いていたクリップボードに別れを告げ、ToDoリストアプリの導入を決意した。これが、ぼくのささやかなDX。
 アプリストアで上位に表示される2,3個を試してみた。必要なのはクラウド同期でもスマホ連携でもない。終わった項目に気持ちよく線を引けるかどうかだけ。
 残念なことに線の引きに満足できるものは見つからなかった。
 ぼくは満足できないものは我慢してでも使わない主義。とは言え、今回ばかりは主義のために実利を捨てられる状況ではない。妥協してもアプリを導入する必要がある。でなければ、巻物を使う羽目になる。
 最終的に選んだのは、Microsoft To Do。余計な機能が少なく地味だからという消去法で選んだ。達成した項目に線を引いたときの「チャーン」という軽いベルの音には満足していない。それでも、取り組むべきことを書いていった。
 通常、やるべきことが溢れているように感じていても、書き出してみると想像よりずっと少なくなる。今回は違った。書いても書いても終りが見えない。ざっくり「タップ操作強化」と書くと、それを実現するための細かいステップがいくつも存在することに気付かされる。
 今、ToDoリストには21個の大項目が記載されており、それぞれが複数の小項目を内包している。単純にチェックを数えると60個近くある。
 21項目とは別に既に9つの大項目を終わらせている。だが、この9つを片付けている最中に6個ぐらい新たな大項目が追加されている。
 片付けても片付けても新たな項目が湧いてくる。ぼくのささやかな開発は終りを迎えられるだろうか?