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できるはずだが…

by 唐草 [2023/05/30]



 やりたいことは明確なのに、やり方が分からないのはもどかしい。状況を打開しようと知恵を絞るも徒労に終わるのは、骨折り損のくたびれ儲け。今日はそんな日だった。
 ことの発端は、新しいMacbook AirのWebカメラにある。このカメラは、iPhoneのフロントカメラと同じでディスプレイの上部に食い込んでいる。無謀にも思えるこの設計が実現できたのは、macOSの伝統的な仕様によるところが大きい。
 macOSでは、画面上部にメニューバーと呼ばれる領域が固定されている。どんなアプリでも表示されるので、カメラ領域を確保しても作業領域には影響が出ない。この特性をうまく活用したカメラ設置である。
 うまいことやった感はあるけれど、ぼくはこの実装が好きになれない。デフォルトのメニューバーは明るいグレーなのにカメラ部分は黒い。パンダみたいな配色になっており、カメラ領域が悪目立ちしているとしか思えない。
 メニューバーが黒ければカメラ領域が悪目立ちすることはないはずだ。だったらメニューバーを黒くしてしまえばいい。ダークモードにすればメニューバーは黒くなる。しかし、ワガママなぼくはダークモードが好きではない。通常のライトモードで使いたい。
 ナイトモード搭載前のmacOSには、メニューバーだけを黒くするオプションがあった。そこで最新のOSでも同じことをしようとした。
 だが、最新のOSからそのオプションは消えていた。その代わりに壁紙の色に応じてメニューバーの色が自動選択される機能が搭載されていた。
 黒っぽい壁紙を設定すればライトモードでもメニューバーは黒くなる。だが、ぼくの壁紙は黒くない。だからといって、メニューバーを黒くするためだけに壁紙を黒にするのは本末転倒。
 なお、メニューバーを黒に設定したままOSをアップデートしたMacは壁紙に左右されずメニューバーが黒い。ということは、どうにかうまいことすればライトモードに黒メニューバーを実現できるはず。
 そう信じて片っ端から設定を変えまくったが、期待する結果は全く得られない。黒くなったのは、ぼくの心だけ。