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自分をCC

by 唐草 [2023/03/31]



 TeamsやSlackなどのチャットツール利用が増えたとは言え、未だにメールは連絡の主役だ。これまで培ってきた文化を反故にすることはできないし、一方的に送りつけられる仕様は他に代えがたい。もうしばらくメールはオンラインコミュニケーションの主役たり得るだろう。
 メールの歴史は長い。最初のメールは1971年説もあるが、ぼくはこれに否定的。まだ局所的なメッセージ送信規格でしかなかったからだ。今に続くメール送信ルールができたのは、RFC 821でSMTPが策定された1982年。ぼくはこの年をメール元年と考えている(RFCの”メールングリスト”はどうやってコメントを送ったのかとツッコまれると弱い)。
 40年を超えて使われ続けていれば、プロトコルは同じでも、人間の使い方にはいくつかの変化が生まれる。その中には、今となっては理解し難いものもあるだろう。事実、年上から届くメールに違和感を覚えることもある。
 印象深いのは、自分をCCに入れてメールを送信する作法だ。ぼくより10歳ぐらい上の人にこのやり方を好む人が多い。
 いったい何を目的とした作法なのだろう?この作法に気づいて以来、約十年の謎だった。
 メールが広く普及しだした25年ぐらい前は、通信環境もメールサーバも貧弱だった。メールを送っても届くまでに時間がかかることは珍しくなかったし、最悪届かないことすらあった。そこで、送信確認のために自分をCCに入れたのではないかと考えていた。
 当時は合理的だったが、通信インフラが向上した現代ではなんの意味もない。それでも癖が抜けずに自分宛てCCをしてしまうのだろうか?
 今日、操作をミスって自分をCCに入れたメールを返信してしまった。すると思いもよらなかった表示となった。やり取りしたメールが、きれいにスレッドとして並んだのだ。自動でスレッド化してくれるソフトもあるが、返信メールを別枠表示するものもある。ところが、自分をCCに入れれば多くのソフトで確実なスレッド形成を期待できる。
 これが自分宛てCCの理由なのだろうか?だとしても、作法ではなくソフトの更新で対応してもらいたい。