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アームの可能性

by 唐草 [2022/08/31]



 先週末のAmazonタイムセールでモニターアームを購入した。以前から買おうと考えていたけれど、タイミングが合わなかったり、踏ん切りがつかなかったりで買えずじまいのまま時間だけが過ぎていた。そんなぼくの背中を押したのがタイムセールだった。
 これをチャンスを見逃さなかった買い物上手と考えるのか、それとも手元のお金のことしか考えないドケチ野郎と考えるかは難しいところだ。
 モニターアーム導入を考えた一番の理由は、モニターの高さや画面の角度を自由に調整できること。今使っているモニターは高さを数センチ調整できるが、その範囲ではぼくの高い座高には全然合わない。だから合板を4枚も挟んでかさ上げして使っていた。画面角度も垂直固定なので、ぼくの姿勢にも合っていなかった。
 機械に合わせて体を調整するのはナンセンス。それよりもモニターの位置や角度を自由に調整できるようにしたほうがスマートだ。
 というわけで、モニターアーム導入となった。
 設置時に別の機材を落としていきなり大きな傷を付けてしまうという波乱の導入幕開けになったが、強力なバネの動きで顎を打つことなくぼく自身は無事に設置を終えた。そして、理想の高さと角度を手に入れた。これで肩こりともおさらばだ。
 だが、これは悪夢の始まりでしかなかった。
 使っていたモニターのVESAマウントが大型規格だったので、アームがちゃんと付けられなかった。互換のあるネジ穴を使って強引に取り付けたせいで、数時間使っていると徐々にモニターが傾いていく。すぐさまマウントアダプターを買わないと首を傾けながら作業するハメになる。
 しかし、傾くことなんて些細な問題だ。
 真に問題なのは、取り付け位置が自由になったことで自室のレイアウトパターンが大幅に増えたこと。どんな取り付け方がベストなのか全然分からない。だから、アーム取り付け位置を何度も変えては、あれこれ試してベストを探している。
 もう何度机の下に潜ってアーム固定用の万力を回したか分からない。しかし、いくら調整しても納得できる形に落ち着かない。可能性という監獄に囚われているかのよう。