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WIndows全消し

by 唐草 [2022/08/19]



 前にも書いたように、職場で使っているノートPCの調子がすこぶる悪い。1時間ぐらい使っているとタスクバーのボタンをクリックする度に予期せぬことが起きるようになる。
 ピン留めしたアプリのいくつかは「クラスがありません」というような見たこともないエラーを返すし、Wi-Fiアイコンはクリックしても無反応。もっとも致命的なのはスタートメニューの左下にある設定ボタンも無反応になることだ。
 その一方で、何の問題もなく使えるアイコンやボタンもある。また、再起動すれば一時的に回復する。少し古いPCと言えどもSSDを搭載しているので再起動は速い。とは言え、設定を開くために再起動するのは、どう考えてもおかしい。
 この問題を解消しようとこれまでにさまざまなことを試してきた。ネットにも同じ症状は載ってないし、自己診断でもエラーは見つからない。泥臭く手探りで色々試すしかなかった。いろいろ試した中でもっとも有効だったのはEdgeブラウザの再インストール。一時は問題が完全に解消したようにも見えたが、数日後には問題が再発した。
 万策尽きたので潔くWindowsの再インストールを決めた。
 1日にLinuxを3回インストールするようなぼくだが、Windowsのインストールは1年に1度あるかないか。あっても新規インストールばかりで、ディスクの中身を全消ししてからの再インストールは滅多に無い。理屈上では全消ししても問題なく復旧できると分かっていても、やはりディスク消去の指示をするときにはドキドキしてしまう。
 同じことをLinuxでやる時は無表情でfdiskコマンドを打てるのに、GUIのWindowsで緊張してしまうのは不思議な話だ。PCの大先生を名乗ってIT弱者にマウントをとっているぼくでも、結局のところ慣れを根拠に偉そうなフリをしているだけだということがよく分かる。
 OSをインストールしている間はすることなんてなにもない。PCを放置してゲームでもしていればいいのに、気になって画面のプログレスバーから目を離せない。他のことに何も手を付けられずに時間だけが過ぎていく。