カレンダー

2021/05
      
     

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

OSSのメリット

by 唐草 [2022/07/31]



 OSからアプリケーションに至るまで、さまざまな場面でオープンソースソフトウェア(OSS)が活躍している。カラクサラボで動いているソフトはすべてOSS。
 OSS最大のメリットは、なんと言ってもコスト。多くのOSSは無償で利用できる。デメリットは、サポートが無いこと。とは言え、WindowsでOfficeを使っているときにサポートが役に立つことなんてどれだけあるだろうか?公式サポートセンターに泣きつくよりも、ググったほうが確実で速いことも多い。
 2つ目のメリットは、プログラムが公開されていることによる安全性。マルウェアが組み込まれていないことが保証されている。とは言え、プログラムのソースコードを完全に読み解ける人は限られている。ぼくがLinuxを安全だと信じているのは、信用する人の受け売りでしかない。それは車のボンネットを開けてエンジンを眺めても、知識がないとサッパリわからないのと同じ。
 3つ目のメリットは、公開されているプログラムを改造できるということ。これがぼくにとって最重要事項だ。
 仕事では、PHPというスクリプト言語で書かれたWebアプリケーションに触れることが多い。多くがOSSであり無償。そして、改変も認められている。
 ぼくは目的に合わせてWebアプリケーションを改造している。使わない機能を外すこともあれば、新しい機能を追加することもある。こういう柔軟な改造ができることは、OSSならではのメリットだ。 
 とは言え、ぼくの改造は強引だったり、その場しのぎであることも少なくない。十分にセキュリティー検証されていないものもある。言うなれば魔改造と言ったところ。
 再び自動車に例えるのなら、純正パーツを自作のパーツに交換しているようなもの。窓ガラスを外したり、マフラーを8本に増やしているのと同類かもしれない。ソフトウェアに車検的なものがあったら絶対に落ちるだろう。
 車と違ってソフトウェアの良いところは、爆音を響かせていようが何よりも走ることが一番に評価される点。今日も黒煙をたなびかせぼくの無認可改造プログラムが全力疾走している。