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不調のサイン

by 唐草 [2022/07/30]



 7月上旬に仕事関係の人が高熱でダウンした。近いところでコロナ罹患者が出たかと焦ったが、コロナではなく過労による発熱だった。第7波前だったのですぐに診察を受けられたそうだが、あと1週間遅かったら大事になっていたかもしれない。
 その人と直接会う機会があったので、健康を巡って少し言葉を交わした。ぼくに言わせてもらえば、「無理しすぎ」の一言に尽きる。以前にも過労で体調を崩したこともあったし、熱中症になったこともあった。そして、酒好き。ぼくよりも10歳以上年上なんだから、若くないことを自覚して自重してもらいたい。
 向こうは、ぼくに「10年近い付き合いがあるが、1回も休んだのを見たことがない」と言ってきた。丈夫で健康だと褒めたかったのかもしれないが、ぼくとしては「バカは風邪をひかない」ということをやんわり言われたような気もした。
 ぼくはフリーランスで働いてきた。その経験から一番重要なのは健康だと確信している。どんなに優秀でも体調を崩してばかりでは仕事は進まない。ぼくにしてみれば健康は資本そのものだ。
 だから体調管理には万全を期している。目先の仕事を片付けることよりも、長いスパンの健康を優先する。1ヶ月後の体調を想像して、それに向けた生活サイクルを築くのは基本中の基本。この感覚はアスリートと同じかもしれない。
 フリーランスだから長期の体調管理ができるのではないかと指摘されたこともある。それも一理あるとは思うが、ぼくからすれば仕事を言い訳に体調管理を怠っているだけにしか見えない。
 体調管理のポイントは健康的に過ごすことよりも、自分の体が発する不調の予兆を見落とさないことだと思う。
 ぼくの場合、目覚ましが鳴ってから起きるまでの時間、駅までの自転車走行タイム、ゲーム時の眼精疲労が不調を見つけるサイン。数秒でもいつもと違うと感じたら生活リズムを正し始める。
 それらのサインを無視すると口内炎ができて、アトピーが出る。ここまで来るとかなりヤバい。すべてを擲って寝る。本当に体調を崩す前に寝るのが、最速で最良のケア。寝るのは体という無二の資本への投資。