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契約者番号

by 唐草 [2022/07/09]



 テレビ番組を見る機会は、どんどん減っている。今ではダラダラなにかをしながら見ている時間を含めても1日1時間にも満たない。
 ネットなら好きな時間に好きな場所で自由に動画を見られる。この利便性を知ってしまうと定時にテレビの前に移動するという視聴スタイルは窮屈でしかない。
 もはや動画はネットで見るものというのが常識になりつつある。今後、この流れは加速していくだろう。近年、海外だとラジオが完全にネットへと移行してラジオ電波が停波した例もある。日本でもラジオ、そしてテレビが停波する日が来るかもしれない。
 そんな来たるべき未来に備えようという話ではないが、ぼくの脱放送電波は着実に進んでいる。今日は、NHKのオンライン番組配信であるNHKプラスをインストールした。
 民放を含めテレビ局は、ぼくら一般視聴者以上にネット移行にともなう視聴スタイルの変化を考えているだろう。CMスキップから倍速再生までさまざまな問題が立ちはだかり、従来のビジネスプランは通じなくなっている。だから、五里霧中な感じでさまざまなことを試している。アプリによるオンデマンド見逃し放送も、そうした実験のひとつだろう。
 こうした試みがどのような成果につながるのかは分からないが、既存のテレビ放送の枠組みにしがみついているだけならテレビ局の未来は明るくない。
 近い未来の放送の一端を知るためにもアプリでの視聴を試す価値はある。NHKも入念に準備しているようで、スマホからFire TVまで様々なデバイス向けのアプリを用意していた。テレビ番組は手のひらで見るものになるのか?それとも通信方法が変わっても居間にあるテレビが生き残るのだろうか?
 さあ、未来を見極めよう。
 と思った矢先に躓いた。NHKのお客様番号が解らなかった。年に1度届く支払い案内に書かれているらしいが、そんなもの支払いが済んだら捨ててしまう。しかも、つい数ヶ月前に払ったばかり。次の案内が来るのは来年だ。
 古い紙ベースの契約形態を維持したままの中途半端なDXのせいで、ぼくが未来を見るのはまだまだ先になりそう。