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涼しく働こう

by 唐草 [2022/06/20]



 暑すぎる。まだ6月だというのに夏本番のようだ。30℃を超えた上に梅雨の湿度もあるので体に堪える蒸し暑さとなっている。
 自室の窓を開けて仕事をしていたのだが、暑くて集中力を保てなかった。まだ暑さに慣れていないのが原因かと思ったが、それだけではないようだ。温度計を見ると34℃を指していた。
 熱中症になってもおかしくない危険な温度だ。
 なぜ自室はこうも暑いのだろう?北に面した部屋なので直射日光の影響は小さい。考えられる原因は2つ。1つは、家の裏の駐車場から発せられるアスファルトの輻射熱。もう1つは、PCの排熱だ。PC本体だけでなくモニターやアダプターもガンガン熱を発している。今日は、両方が内外から部屋を温めているのだろう。
 なんとなく頭が痛い。たぶん寝不足が原因だと思うけれど、暑さにやられている部分もありいそうだ。このまま暑い部屋で仕事をしていたら熱中症になりかねない。早急に自身を冷やさなければならない。
 冷房を稼働させるというのが一番良い方法なのだろう。でも、頭痛のせいもあり冷房の中で仕事をしたい気分ではなかった。だからといって、冷たいものをがぶ飲みして体の中を強引に冷やすのもイヤだ。
 なぜか「あれもイヤだ、これもイヤだ」とワガママを言いたい気分だった。
 最終的にぼくが選んだのは、仕事をする場所を涼しいところへ移すというエコな方法だった。
 使っていたノートPCをモニターから外すと、小脇に抱えて涼しいリビングへと移動した。そして、ダイニングテーブルの上で作業を再開した。
 リビングは仕事部屋よりずっと快適だった。気温は30℃近かったが、風通しがよいせいか蒸し暑さを感じない。猫が床で伸びているということが、ここが家で一番快適な場所であるなによりの証拠。午後の一番暑い時間帯を溶けたような姿勢でくつろぐ猫とともに過ごすこととなった。
 暑さのしのぎ方は能動的なものから受動的なものまで色々ある。今日のように涼しいところへ移動するのを能動的と評するべきか、それとも受動的と評するべきか?自分でもよく分からない。